シルクロードにドッキリするだけの短編集

盗聴器ドッキリ ページ32

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はい、ここに盗聴器があるので

盗聴器ドッキリやりまーす(テキトー)




いやさっき、お店で見つけちゃって。

もちろんダミーのね？

しかもお買い得になってたからこれはやるしかないと。

諒、ダミーの盗聴器見たことあるけど、信じてくれるかなぁ




今日は帰りが深夜になるだろうって言ってたから、それからドッキリをしかけよう！




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シルクside





「ただいま〜うわっ、びっくりした」

「あ、諒…おかえり」

「…どした？なんで廊下にいるん」




家に帰るやいなや、廊下で三角座りをして顔を伏せていたA

何かあったのか…？




「諒、リビングのテーブル、見て」

「…わかった」




Aの先を歩き、リビングへと足を進める

扉を開け、目に入ったリビングのテーブルにはあるものが_____




「…これ、盗聴器か？」

「片付けしてたら、見つけた…」

「…マジなやつ？」

「本物かはわかんない」




Aは不安そうに俺を見て、言った




「…誰かに聞かれてるのかな」

「…本物だとしたらな。他にはねぇかちょっと探すわ」




ひとつだけとは限らない

他の部屋にもあるかもしれん

Aに不安な思いさせる訳にはいかねぇからな




「諒…」

「Aのことは絶対俺が守るから、そんな顔すんな」




絶対犯人捕まえてやる…




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全ての部屋を調べ終え、残すはトイレのみ

まぁトイレはないだろうけど、一応、な




ガチャ




「……」




トイレの蓋の上にあったもの

それは、あるパッケージ…




『ドキッとしちゃう！？ダミー盗聴器！』




「やりやがったなぁぁぁぁあ！？！？」

「ｗｗｗｗｗｗドッキリ大成功〜！！！」




くっっっっそ、またやられた！！




「ごめんね諒ｗｗｗ」

「もーまじで…でも、ドッキリで良かったわ」

「ほんとだったら怖いもんね」

「まぁほんとだとしても絶対守ってやるから安心しろよ」

「それ2回目w…でもかっこいい。ありがとう」

「当たり前だろ？」




彼女の前ではかっこよくあり続けたいじゃん？




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