心が無くても恋は出来る。［kn］ (ページ14)

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こころがじゅうよんこページ14

家から学校まで近くてよかった。と思う。

寝坊したとき超楽。

でも斜瀬さんちは遠いよな…………

あ！！ストーカーちゃうからな！？

大先生の家の隣やからやし！？

てか大先生と斜瀬さんちってバリでかい。

大先生は、父親が政治家で、

斜瀬さん……は、確か弓道？の名家やったはず。

大先生は確かそういっとった。

でも斜瀬さんちはホンマにでかい。

和式の家で、なんかすっげえ旅館並みにデカいのに、その横に弓道の練習場がある。

あとなんか別館？と、墓、と庭園。

家に墓やぞ……すっげえわほんま。

弓道の練習場は大先生の家に行く時たまに妹が練習しとるのを見たことがある。

斜瀬さんがやったら絶対映える。

確信あるで俺。

俺かなりストーカーじみとる気がするんやけど気のせいやんな？

とかなんとか思ってたら学校についた。

8時になると閉まるシャッターをいつも俺は鍵を使って開ける。

グルッペンから特別に許可を貰っとるから。

いつも通り入ろうとと思っててん。

でもな！？

大先生となんか女？がおんねん。

大先生とワンナイトラブしたんやろなーって思って話しかけようか迷ってたんやけどさ。

なんか見たことあんねん。

黒髪に白のメッシュやろ？

あれ………

「ぇ………斜瀬さん………？」