３０． 本当の姿は ページ36
源田から送られてきたメッセージを見た途端にため息が出そうになる。
もうこの時点で面倒になりブロックしたくなってしまう。
しかし『通知を切っておけばいい』と言われ連絡先を交換してしまったのは私の落ち度だ。
今はとりあえず目的だけ果たそう。
「佐久間クンライオンチャン持っててェ」
佐久間へちらりと視線を移し、ライオンをぐい、と押し付ける。
「え？あ、あぁ……」
佐久間はきょとんと首を傾げるが、押し付けられるとこくりと頷いた。
少し離れて佐久間にカメラを向けると一枚写真を撮る。
写真にはライオンのぬいぐるみと少し困り顔の佐久間が写っている。
そのまま源田にその写真を送り”お土産”とだけメッセージを送った。
私が撮った写真が気になるのか佐久間が此方へ近づきスマホを覗き込む
私が撮った写真を見ると驚き焦っているような表情を浮かべる。
「これ…！俺の顔も写ってるじゃないか！！」
咄嗟に私のスマホを取り上げようとしてくるのをひらりと避ける。
「おい…！せめて俺の顔は消してくれ！！」
「別にいいジャン、減るモンじゃねぇし。
お前の顔が見えた方が喜ぶだろ、源田チャンも」
私の言葉を聞くとムッとして表情になり少し目を逸らす。
「そ…そうかもしれないがそれとこれとは別だ！せめて許可を……！」
「許可取ったら撮らせてくれたのォ？」
「いやそれは…！」
そんなやりとりをしていると遠くから背筋が凍るような嫌な視線を感じた。
それに佐久間も気が付いたのか少しだけお互い目を合わせ、視線を感じる方へ目を向けた。
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大変長らくお待たせいたしました。
体調が良くなってきました！
少しずつではありますが連載を再開していきたいと思います。
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リリィ(プロフ) - Kariaさん» コメントありがとうございます、本当に嬉しくて何度も何度も読み返してはニヤニヤしてしまいました。とても励みになります！ (2022年3月29日 1時) (
レス) id: 5fb9ab7224 (このIDを非表示/違反報告)
Karia(プロフ) - この作品は、今までに見たイナイレの夢小説の中でもトップに入るぐらい好きです。素敵な作品を生み出してくれてありがとうございます！ (2022年3月26日 22時) (レス) @page5 id: 03658bccca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリィ | 作成日時：2022年3月22日 16時
