ナムジュン君、途方に暮れる

31ーNJー相合傘 ページ31

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昼休みになり中庭に向かうまでの渡り廊下
を歩く



ん？

耳をすますと廊下を駆ける音が近づいてくる

もしやと思い後ろを振り向くと



『ナムジュン君！』


僕の胸に飛び込んで来るAヌナ


「ヌナ！

廊下は走らないって何度言ったら
わかるんですか？」


『えへへー。

ナムジュン君の
‘廊下は走らない！’
が聞きたくて走っちゃうのかもー(笑)』


僕の胸の中でそう言う彼女…


『あー、いい匂い。

肺まで吸い込んでおかなくちゃ』


「………………
(僕が言ったら変 態発言だな)


それだけじゃないですよ！

こないだはこの渡り廊下の屋根の上に
登ってるとこ見たってホソクから
聞きましたけどまさか
本当じゃないですよね？」


『え…本当(笑)』


といい僕の胸から離れて苦笑いするヌナ


あ、もうハグは終わりか

寂しいな



『ボールが乗っちゃったから
取らないといけなくて…

そことそこを足場にしたら上がれるな〜
ってなって上がったなぁ(笑)』


「笑い事じゃないですよ…

そんなのは近くにいる男に任せれば
いいし！

これからは絶対にやめて下さいよ！

いつか怪我しそうで心配です。」



『この高さなら落ちても知れてるよー』


「…ヌナ」


『あ、はい、すいません

もうしません』


「さぁ、中庭向かいましょう。

なんだか雲行きが怪しいですが…
まだもつかな？」


『あ、そうだ！

今日の朝方見た夢にナムジュン君が
出てきたんだ〜

覚めて欲しくなかった程に素敵だったな〜』


「へぇ、僕何してました？」


『外資系エリート商社マンっぽい

スーツ着て英字新聞読んでたよ
夢のクオリティが凄くてしっかり
目に焼き付いてるんだ〜

私は平凡なOLだけど退勤する時に急に
雨が降り始めたけど傘がないから帰り
損ねていたらナムジュン君が登場して
相合傘で帰ろうとしたところで
目が覚めたの』

「今日の帰りくらいに降り始めそうです
けどね。

夢の続きしますか？」


『するするー！

雨降って欲しいな〜』






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放課後、ヌナと昇降口で待ち合わせる

予想通り雨が降り始めていた


「ヌナ、傘は？」


『持ってないよ。ナムジュン君は？』


「僕も今日はもつかな？と思って(笑)」


『相合傘出来ないね(笑)

あ、いいところに！』









YG「おい！この傘に3人は無理だろ！
お前ら傘持って来なかったのかよ！」


「ヒョン！
駅のコンビニまで一緒にお願いします！」


『ユンギ ありがとー！』









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