ナムジュン君、途方に暮れる

11ーNJー手作りのお弁当 ページ11

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昨日の雨は上がり今日は打って変わって
雲ひとつない晴天


「今日は屋上に行きたい」

とヌナが言ったので授業が終わり
ヌナの教室まで迎えに行くと、
教室の手前にユンギ ヒョンがいたので
声をかける


「ユンギ ヒョン！

Aヌナ呼んで貰えますか？」


「おー、

ナムじゃん。

おまえら仲良いよな。

しかしAにはナムがピッタリだな」


「僕もそう思います」


「(笑)
ちょっと待てよ、

おーい！

A

彼氏が迎えにきてるぞ」


窓際の席で黒板の文字を必死で写している
ヌナ(笑)


『ナムジュン君！

2分だけ待って！』


あれ？

お箸は右手で持ってたけど
字書くのは左ききなんだ(笑)

まだまだ知らないこと沢山あるんだろうな

教室の入り口でヌナを観察しながら待つ






『お待たせ〜！

お弁当作ってきたよ！

さ、屋上行こ』


「ありがとうございます。

あ、持ちます」


『ありがと』








屋上に続く階段


ヌナが駆け上がる


「走らないで！

危ないから！」


ピタっと止まりこちらを向いている


『はーい』


ヌナの立つ一段下まで僕も上ると
ちょうど背丈が同じくらいになった


「焦らなくてもまだ昼休みの時間あるから」


お弁当を持ってない方の手をヌナの手に重ねる



無意識だった

目の前の唇に僕の唇を重ねていた


『ナムジュン君…』


ヌナが真っ赤になって照れている

なんかいつもと違う！


もう一度してみる


『そ、そんな事できちゃう子だったんだ

い、いつの間に…』


耳まで真っ赤だ

可愛い…



「ヌナがそうさせるんです

ヌナのせいです」





なんか


わかってきたかも


ヌナはこっちからの攻撃には弱いんだ(笑)









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