【募集企画】狂った血の契約を。【満員御礼】

Prologue ページ1

「もっと話をしようか。君からすると無関係な話ではないんだ


吸血鬼には身分みたいなのがあってね、要は貴族みたいな感じなんだ

代表的な家だと……5つあるかなぁ。5つとも色が元になってる苗字でね、「スカーレット家」「セルリアン家」「ビリジアン家」「メイズ家」「ヴァイオレット家」って言うんだ。スカーレットは赤系統の色、セルリアンは青系統、ビリジアンは緑、メイズは黄色、ヴァイオレットは紫


どの家もすっごくお金持ちでね、かなり地位が高いんだ。吸血鬼内の1番と言えば……ってなったら、必ずこの5つの家が出てくるくらいにはね




お家の話から、今度は血の話をしよっか


吸血鬼からすると、血は食糧。すごく大事なものなんだ



……ここで、とある言い伝えの話をしようかな


吸血鬼には、運命の相手がいるみたいなの。




その人の血はとても美味しくて、でも他の吸血鬼が飲んだらすごくまずい……そんな、運命の相手。



ねぇ…君が、"それ"なんだよって話をしたらどうする？」

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