18話 ページ21
Aside
もう慣れちゃったよこの景色…
仮眠室でオールマイトがソファ、私がパイプ椅子に向き合って座っている。
オールマイトからは相変わらず緊張や不安、ずっとネガティブな感情の匂いしかしなくて少し心配になってくる。ネガティブな感情の匂いって、苦手。重苦しいし。
話すのを急かすのもあれかな、と思い窓の外を見る。
あ、ちょうちょ…
あ、待って自然に目で追っちゃう…あっ、、あっ、
オールマイトから見ると私がキョロキョロしてるようにしか見えなくて どうしたの？ と問われる
『あっ、えと、ちょうちょが居ただけです…』
少し恥ずかしくて縮こまって答える。
少し間が空いてから
「…HAHAHA!!君はやっぱり猫だなぁ」
『そりゃ…もちろん…』
「HAHAHA……これから言うことは他の子には必ず内密にして欲しいことなんだ。これだけ、約束して欲しい」
『…ふふ、約束は絶対ですから』
そう、私は約束は絶対、破りたくない。
「…実は、私こんな姿なんだ」
ボンッと音が鳴り、煙のようなものが晴れたと思えば、オールマイトは痩せこけた様な姿になっていた。
…アメコミ画風どこ行った…？
ﾎﾞﾝｯ
『…にゃ…？』
私もびっくりしすぎて猫になってしまった…危ない危ない…
ﾎﾞﾝｯ
『つられちゃったじゃないですか』
「え、私が悪いのこれ」
『…話って、それ、だけじゃないです、もんね…？』
オールマイトの顔を覗き込みながらそう問いかけると
「…活動限界が私にはあってね。今現在は持って3時間なんだ」
『わぁ、ってことはマッスルフォームしてるのもずっとは無理ってことですか？』
「流石猫葉少女…察しがいいね」
『えぇ、まぁ…』
顔には出さないものの、苦痛、疲労などの匂いがたまにしてくるのはそれが理由だったんだろうな、と想像する。
「今日これを話したのは、学校の中に君が居るからずっと気を張ってしまっていてね…肝心な時にマッスルフォームが出来なくなってしまいそうで…」
『だからマッスルフォームしなくても私と話せるように、って感じですかね』
「そう！そして1番の理由はこの姿だと猫葉少女と出掛けることが出来る」
何か色々とアウトに聞こえる発言が飛んできた気がする…
『…1番じゃなくていいです。…でもオールマイト』
「なんだい？」
『まだ、内緒…ありますよね？…緑谷くんと個性が似てること、とか…』
ギク、とオールマイトの肩が跳ね、じぃ、とオールマイトの目を見つめた。
「…全て話すよ」
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ノト(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2022年11月14日 19時) (
レス) id: 6f15257df8 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - ノトさん» もちのろんですぅー！！ (2022年11月14日 18時) (レス) @page39 id: f9cc241d98 (このIDを非表示/違反報告)
ノト(プロフ) - りんごさん» りんごさん、ありがとうございます！過去を振り切れた猫葉ちゃんがどう皆と接していくのか、良かったら見届けてください！ (2022年11月13日 21時) (レス) id: 6f15257df8 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - めっちゃ好きですー！！1aのみんなとの絡みももっと見てみたい欲がでてくる！！！ (2022年11月13日 21時) (レス) @page35 id: f9cc241d98 (このIDを非表示/違反報告)
ノト(プロフ) - ちきみさん» ちきみさん、コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！ (2022年11月12日 0時) (レス) @page20 id: 6f15257df8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノト | 作成日時：2022年11月9日 23時
