あらすじ ページ1
No side
かれこれ今から5年前。
彼、相澤消太…もとい、イレイザーヘッドは
「くそ……ｯキリねぇな…」
次々と現れる敵に悪態を吐きつつも、個性を活用し、捕縛布で敵を薙ぎ倒していく。
前方のビルには火の手が上がり、避難に遅れた要救助者が居る。
「(こういう仕事はあんたの方が似合ってんでしょ…オールマイトさん…!!)」
そうイレイザーが思っていると、突如として周囲を煽る強力な風圧。そして高らかに彼はこう語る。
「私が来た！」
イレイザーヘッドとオールマイトがバトンタッチするように彼に敵を任せてイレイザーは火の手が上がるビルへと向かった。
ビルの下の1人の女性に駆け寄る。
「大丈夫か」
「だ、大丈夫！です、……でも……」
そう言うとビルの奥へと指をさして
「女の子……、！女の子が……！」
「！…今行く」
落ち着いた様子でビルの奥へと駆けるイレイザーの背中は、彼女にとってとても安心できるものだった。
「ｯ、聞こえるか!居たら返事しろ!!」
ーたすけて……ｯ!!
「!!」
聞こえて来た小学生くらいの少女の助けを求める声。それに耳を傾け必死に位置を探る。
ーｯ…！ヒーロー……ｯ!!
位置が完全に分かるとイレイザーは不敵に笑い
「！……さんをつけろ、さんを」
微笑むとは程遠い、にやり、とした声。でもしっかりと声色は明るく、彼女を元気付けるにはいい材料だった。
声の在処に辿り着いた……はずなのに彼女の姿は見えず焦るイレイザー。
「ｯ…!?罠、かｯ…！」
そう周りを警戒しても何も出てくる気配は無かった。
もう一度探すと、彼女が居たであろう位置には
…綺麗な猫が佇んでいた。
……暫く経ってから1人の女性の前にイレイザーが現れ、
「…女の子は居なかった…」
「そんな……ｯ！」「でも……」
「？」
「コイツが居た。」
イレイザーに抱かれている猫はなぁん、などと鳴きながら彼の手にすり寄る。
「！……そうですか」
にこ、と微笑んだ彼女は安心し切ったように帰って行った。それもそうだ。元よりその女の子には猫耳としっぽが生えていたのだから。
1人、イレイザー。彼だけが状況が分からずにモヤモヤとしながら近くの公園までその猫を連れて行ってやった。
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ノト(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2022年11月14日 19時) (
レス) id: 6f15257df8 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - ノトさん» もちのろんですぅー！！ (2022年11月14日 18時) (レス) @page39 id: f9cc241d98 (このIDを非表示/違反報告)
ノト(プロフ) - りんごさん» りんごさん、ありがとうございます！過去を振り切れた猫葉ちゃんがどう皆と接していくのか、良かったら見届けてください！ (2022年11月13日 21時) (レス) id: 6f15257df8 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - めっちゃ好きですー！！1aのみんなとの絡みももっと見てみたい欲がでてくる！！！ (2022年11月13日 21時) (レス) @page35 id: f9cc241d98 (このIDを非表示/違反報告)
ノト(プロフ) - ちきみさん» ちきみさん、コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！ (2022年11月12日 0時) (レス) @page20 id: 6f15257df8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノト | 作成日時：2022年11月9日 23時
