チョコレート・シガー【名前変換オリジナル】

ep.8 ページ8

店員「ご注文お伺いしまーす！」








「じゃあ、季節のパスタ1つ…」


渉「あと、野菜ドリアで」





店員「かしこまりました〜」










あれ…さっき私が迷ってたやつだ。










「あの…」




渉「なんかすげぇ迷ってたけど、半分づつ食べたら両方食べれんじゃん」



「天才ですか…✨」


渉「渉様って呼んでくれていいぞ〜」












なんか、こういう所が真田さんなんだな…
私はまだまだ貴方に対して知らないことばかりなのに


なんだか…誰よりも安心する










それからご飯が来て、楽しく食事をしていた。







渉「Aはさ、目標ってある？」


「目標…ですか」



渉「そう、なんでもいいぞ？仕事でもプライベートでも」







目標か…

今の自分は正直好きじゃない。
周りの顔色伺って、嫌な事断れなくて…
言いたいことも言えなくて、バカにされる










「強いて言えば…もっと自由に生きられたらいいと思います。」




渉「自由か〜」



「窮屈な毎日を抜け出して、いつかもっと強くなってやりたいことをやれたら良いなとか思ったり…」






って何言ってんだ私…！！！
こんなつまんない返答ばかりして…







「すみませ…」







渉「うん、それいいな！すごく！」






…え？

















渉「Aなら大丈夫だ！」








そう言って笑う貴方に、本当は何もかも吐き出してしまいたかった。

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