チョコレート・シガー【名前変換オリジナル】

ep.6 ページ6

迷う事なんて無かった。

私はすぐに支度をして家を出た。




いつもは着ないスカートとなれないヒールのついた靴
ピンクのリップにほのかに香る香水











なんでこんなに真田さんを意識しているのか

それはまだ分からない。











でも今はただ…






――――――――――――――――ガチャ






「真田さん…！」








渉「お、早いなー」







どうしようもなく

この人に興味を持ってしまったんだ…。















渉「夕飯って言っても、いつも近場のファミレスで済ませちゃうんだけど大丈夫？」





「はい、ファミレス好きです」



渉「そうか、良かった」









横に並ぶと、身長が高いのを知った。
明るいところで見ると、肌が綺麗だと分かった。



それもそのはず、この前初めて会ったのだから








渉「Aってなんの仕事してんの？」



「近くの会社で普通にOLしてます。」




渉「遅番多いのか？」







「いえ…そういう会社なんです」











ブラック企業なんて、やめろって言われるだけ



今まで周りに散々言われてきた事だ。

辞めたところで私に行く宛てなんてないのに…

責任も無しに口を出されるのが嫌になっていた。







「そういえば、真田さんのお仕事は…？」








真田さんって何してるんだろう…
普通に会社員なのかな









渉「SPKブランドって知ってるか？」


「有名なブランドですよね！先輩でも好きで持ってる人います。」






もしかしてSPKブランドの関係者！？！？
す、すごすぎる…やけにオシャレだと思ったけど！



















渉「そこの代表取締役が俺」










「…ん？」











代表取締役って………






真田さん、社長さんなの！？！？！？！？！？

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