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硝「お、来た来た。」

『遅れてすみません。少し仮眠をとっていました。』

硝「私達もついさっき集まった所だから気にしないで」


共同スペースの机に集まって座っていた硝子さんと悟さん。


悟さんと目が合ったが彼はそのまま僕を見つめたあといつものように「早く座れ」と言ってきた。


すみません、と座るといつの間にか台所に行っていた傑さんがお盆に4人分の饂飩を乗せてきた。


傑「パスタにするつもりだったんだけどね…何故か饂飩が出来てしまったんだよ。」

悟「お前はいつもその料理に似てるものが出来るのどうにかしろ。」

傑「こればっかりはどうしようもないなぁ」

硝「まず材料から違うのに何がどうしようもないだよ。」


硝子さんと悟さんに小言を言われながらも傑さんは味は保証するよ、と言って僕の目の前に饂飩を置いた。


悟「…饂飩は喰った事あんの?」

『ぇ、あ…はい。なんかの祭事で』

悟「ふーん…ま、そんな饂飩より多分傑の饂飩の方が美味いよ。」

傑「意外だね?まさか君がそんな事思うなんて」

悟「普通の事だわ」


やいのやいのとしている傑さんと悟さんを他所に硝子さんは静かに饂飩を食べ始めた。

硝「Aも食べれば?」

『いただきます』


急かされて食べると悟さんの言った通り祭事の時に食べた饂飩より全然美味しかった。

麺はモチモチだし汁はとても香ばしい。


『……美味しい…』

傑「…そう言って貰えると作りがいがあるよ。」

硝「あ、傑。七味取ってきて」

傑「硝子は入れすぎるから小さじの半分ね」

硝「なんだそれ、ほぼ入れてないのと一緒じゃん」




……多分だけど饂飩が美味しいのはこの光景のおかげという事もあるかもしれない。

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終わりの芝生(プロフ) - きゃんでぃべあさん» 夏油くんなら真顔で人の精神余裕で抉ること言ってきそうだなって思ったので……ありがとうございます!頑張ります! (2021年1月11日 16時) (レス) id: 7df2fd8f18 (このIDを非表示/違反報告)
終わりの芝生(プロフ) - 成瀬さん» ありがとうございます!! (2021年1月11日 16時) (レス) id: 7df2fd8f18 (このIDを非表示/違反報告)
終わりの芝生(プロフ) - トサカ頭に悪い奴はいないさん» うわぁ!嬉しい!!ありがとうございます!!頑張ります! (2021年1月11日 16時) (レス) id: 7df2fd8f18 (このIDを非表示/違反報告)
終わりの芝生(プロフ) - 黒猫静さん» ありがとうございます!神だなんてとんでもない笑頑張ります! (2021年1月11日 16時) (レス) id: 7df2fd8f18 (このIDを非表示/違反報告)
きゃんでぃべあ(プロフ) - 夏油くんのぶりっ子ちゃんに対しての言葉が面白かったです(笑)ストーリー性めっちゃ好きです!更新頑張ってください! (2021年1月10日 18時) (レス) id: f7948ae81a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:終わりの芝生 | 作成日時:2020年12月30日 13時

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