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深呼吸をして玄関を開ける。
ドアノブを持つ自分の手が震えていることに気づいた。
佐々木「すみません、これ 忘れ物です。」
そう言って渡されたのはいつもポストに入っている封筒で受け取ろうとした手を止めた。
『ぇ、』
思わず佐々木さんを見ると気味の悪い笑顔を浮かべて私を見てる。
佐々木「その顔がずっと見たかった、そうやって僕のことだけずっと考えてくれてたら良いのに。」
その瞬間、勢いよく玄関に入ってきた佐々木さん。海青くんがいるリビングに逃げようとすると腕を掴まれてそのまま押し倒された。
必死に抵抗するけどやっぱり男の人の力には敵わなくて、声を出そうとした瞬間 手で口を抑えられる。
押さえつけられていた腕がフリーになった瞬間、思い切り壁をドンドンと何度も殴って音を立てた。
その音を聞きつけた海青くんがリビングから飛び出してきて私の上に乗っかっている佐々木さんの胸ぐらを掴んで私から引き離してくれた。
海青「お前っ!なにしてんねん!!」
今にも殴りかかりそうな海青くん。
『だめっ、だめ、海青くん!』
海青「ぶっ殺さんと気がすまへん、」
『絶対だめ…、警察、警察呼んで…、お願い…、』
佐々木さんが、なんで武知海青がいるんだ なんて騒いでたけどそんなのこの人に関係ない。
海青くんが騒いでる佐々木さんを拘束しながら警察に電話を掛けているのをぼーっと眺めていた。
しばらくすると警察とアキラくんがやってきた。
え、なんでアキラくん?と思ったら本当にたまたまやってきたらこんなことになってたらしい。
Aと俺は一心同体だからかな、なんて冗談ぽく言っていたアキラくんだけど 実際本当にそうだと思った。
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makana(プロフ) - sakuさん» 海青くんのまじで少ないですよね!!もう自分で書いちゃえってなって書きはじめちゃいましたもん(笑)更新頑張るので楽しみにしていてください🙏✨ (2022年10月6日 17時) (レス) id: 4fca202c8e (このIDを非表示/違反報告)
saku(プロフ) - はじめまして。海青くんの小説あまり出会わなかったのですが、面白くて時折ニヤニヤとしながら読んでいました😄続きを楽しみにしてます! (2022年10月6日 10時) (レス) @page17 id: 1a1d53f4b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:makana | 作成日時:2022年10月5日 22時