おとなりさん《K.Takechi》

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わざわざ朝ご飯を海青くんの家に持って行くのもあれだし、うちでそのまま食べることになった。






海青「めっちゃうまい！若いのに自炊ちゃんとしてんのえらいなぁ、」



『高校の時から一人暮らししてるからね。』



海青「ぉん、知っとる。」



『んふふ(笑) じゃぁ私が究極に太った時期も知ってるんだ(笑)』



海青「太った…とは別に思ってなかったけどちゃんとご飯食べれる時間あるんや 良かった、ってなんか親目線で見てた。」



『お父さんじゃん(笑) 一人暮らしはじめてさ、心配してくた周りの大人の人たちがほぼ毎日ご飯連れてってくれて。不摂生してたらすぐ太っちゃって。これはやばいと思ってめっちゃ頑張ってダイエットしたの。映画の撮影もしてたから繋がんない！やばい！みたいな。』



海青「そっから自炊するようになったん？」



『自炊もだし家で簡単にトレーニングしたり。あの頃の自分には戻りたくないもん(笑)』



海青「あの頃はあの頃で年頃の女の子って感じでぷくぷくしとって可愛いかったけど。」



『……さらっと言うな、可愛いとか。』



海青「えぇやん、素直な俺が可愛いんやろ？(笑)」



『今は全然可愛くない。』



海青「そりゃそうやろ、可愛いないもん。男やで俺。」



『知ってますー。そういえば今日夕方からお仕事って言ってたけど帰り遅いの？』



海青「夕方からリハあって、夜Mステ出る。」



『え、そうなの？歌うの？(笑)』



海青「なんでやねん(笑) うちにはスリボがおりますんで。」



『それもそうか(笑) 見れたら見るね！録画もしとこ〜。』



海青「Aちゃんは？撮影すぐ終わるん？」



『ん〜、分かんない。多分 20時くらいじゃないかな？』



海青「そんなもんか。……夜、一人で寝れそう？」



『…どうだろ、寝られなかったら電話するね！(笑)』



海青「ぉん、いつでもかけてえぇから。」






冗談で言ってみたけど、優しい顔して笑ってそう言ってくれた海青くん。


弱ってる時に優しくしたらダメだよ、
チョロいんだから 私。




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