#06 -二千年後のキミへ-01 ページ8
Aside_
家に向かう途中でハンネスさんと会うことができ、エレンとミカサが家の方に行ったから助けてとほしい伝えた。ハンネスさんは2人の家の方向に向かってくれた。
そして、はぁはぁと息を切らしながらも家に辿り着く。
「……おばさん」
『……お母さん！』
――アルミンと私の目に映ったのは瓦礫の下に埋もれるお母さんの姿。
私がお母さんの方へ手を伸ばして走り出そうとすると、後ろから肩を掴まれた。
「A！アルミンくん！何してるんだ！早く逃げなさい！」
バッと後ろを振り返ると、お父さんだった。
『お父さん！お母さんが！』
「……わかっている。とりあえず、お前達は先に逃げるんだ」
お父さんは顔を青くさせながらも落ち着いた声で話していたが、お父さんの顔をよく見るとグッと唇を噛み締めていた。
お父さんと声をかけようとした時に地面の揺れとドンドンと言う足音が聞こえてくる。
「A！アルミンくんを連れて先に逃げなさい！」
『でも！』「おじさんは！？」
「A、アルミンくんを連れて離れなさい」
お父さんは私の肩に手を置いて、いつもより低めの声で、いつもの優しい目ではなく真剣な目で言った。
薔薇のマークが入った駐屯兵団を着ているお父さんはお母さんのことを誰よりも愛している。
血の繋がっていない私のことも愛してくれるお父さん。
お父さんは兵士として夫として愛してるお母さんのことを最後まで守りたいんだ……。
『アルミン、行くよ！後ろは絶対に振り返らないで』
私はアルミンの腕を掴み走り出した。
出来るだけ遠くに……アルミンに残酷な光景を見せてはダメだ。
後ろから刃を抜く音と走る足音。そして、ドンドンと巨人が歩く音が聞こえる。
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すず(プロフ) - なにこのおもしろそーなの！読ませて頂きます！！ (8月9日 0時) (
レス) id: 31af31f23c (このIDを非表示/違反報告)
燈-tomo-(プロフ) - ゆくさん» コメントありがとうございます！気づけませんでした……、教えていただきありがとうございます！修正させていただきました！ (5月19日 14時) (レス) id: 565a7f0be0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆく(プロフ) - 楽しく読ませて頂いてます！#22 -絶望の中で鈍く光る-03の会話にある「奪略者よ。開拓地の移動を願ったの」の所ですが【脱落者】ではないでしょうか？？指摘が間違っていたら申し訳ないです。。 (5月19日 13時) (レス) @page25 id: 3907a8f32c (このIDを非表示/違反報告)
燈-tomo-(プロフ) - まゆさん» コメントありがとうございます！正しい内容に修正しました！ (2023年3月20日 9時) (レス) id: 565a7f0be0 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 見させてもらってます！12話と13話が同じ内容になってます！ (2023年3月20日 9時) (レス) @page14 id: b0eae5c7d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：燈-tomo- | 作成日時：2023年1月15日 22時
