王と皇帝は相容れない筈だった (ページ3)

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プロローグページ3

私は騎士になりたかった

誰かの為に剣を抜き
誰かの為に盾となる

本の中の騎士の生き様はとても汚れない、清く、清廉たる物だった

仕える主の為に身を挺して守るその姿に憧れたのだ

だけど、私が成ったのは王だった

王帝月ノ宮という学校(国)の生徒会長(王)に成ってしまった

私に王たる器があるとは思えない

生徒会長という重荷を背負わされた私は辟易とした日常を送っていた

ただ会長としての役目を全うし求められる会長像を演じていた私は嘸(さぞ)、滑稽で、哀れな道化だっただろう

私は常に、そんな私を嘲笑していた

騎士王と私を呼ぶ人達もいるが
騎士と王は相反する存在と私は認識している

騎士は王になれないし、王も騎士にはなれない
騎士と王の在り方は正反対だからだ

私は王になど、成りたくはなかった…！

あとがき
書き直します。全話書き直します。
プロローグは夢主の苦悩の一部にすぎない
色んなものを抱えるヒロインって庇護欲が湧くタイプが多いけどこの夢主は違うぜ！
どっちかってーと
ヒーローを支える強いヒロインだもの！
イナアレは野坂成長記だもん。絶対そうなんだもん！

きっと夢主にとって野坂は理想の王様だったのだろう
強く、時に冷酷で、そして優しい

王帝月ノ宮という閉鎖的な学校で運命の如く出会った

こりゃ、あれですよ、あれ

この二人は会うべくして会ったのだよ！

そもそも、可愛い少年達がアオハル宜しく、青春しているとこなんか立派な興奮材料です。おこめにとって、はい。