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情報提供 ページ3

私と野坂は雷門中へ来ていた



サッカー部の部室に来たが


「なんでお前らがここにいるんだ!!」
剛陣が目を吊り上げて威嚇する

「全員揃ったら話すよ。」
野坂はそう言い椅子に座った

『すまない。用が終わったら直ぐ出て行く。…野坂、座るときはきちんと許可を取れ。』
「…此処に座るよ。」
「いや、座ってから言うなよ…。」



数分後

扉が開き、私は其方へ視線を向ける

稲森と氷浦が驚いた顔をして此方を見ていた

一拍置いて
「えええええええーー!?」
と稲森の声が部室に響き
同時に灰崎が部室に入ってきた
「どういう、事だ…?」


「野坂…!なんでお前らが此処にいる!」

「やあ。これでやっと全員揃ったね。灰崎君が雷門に入ったという情報は事実だったんだね。」
灰崎は野坂を睨みつけ舌打ちをする

「敵テームのキャプテンが何の用だ。宣戦布告のつもりか…!」
「…まぁ、そう取ってもらっても構わないけど、今日は君達に贈り物を持って来たんだ。先輩、アレを。」
『ああ。奥入、受け取れ。』
「っ!?…?なにこれ。」
奥入はおっかなびっくりという表情で受け取る

「王帝月ノ宮の選手データだ。」
「「!?」」

「何のつもりだ。」
「君達と公平に勝負をするためさ。王帝月ノ宮はアレスの天秤というコンピューターによって完全なサポートを受けている。敵チームの詳細なデータはもちろん、選手のバイオリズムまで考慮した攻略法を割り出してくれるんだ。」

「だから何だ。自慢かよ。」
「こんなことを自慢するつもりはないよ。」
野坂の声に軽い自嘲が混じる

「じゃ何だよ。」
「…つまり次の戦いを完全に公平なものにするために、王帝月ノ宮の全選手の詳細なデータを君達に進呈する。」
「…?」

どうやら何か企んでると疑われているようだ

無理もないか

『別に裏なんかないがな。』
「じゃあ何で敵に塩を送るような真似をする。」


「次の戦いは僕にとっては聖戦なんだ。人類が本当に進むべき道はどちらなのか、アレスの天秤は本当に人の未来を変える力を持っているのか、僕にもまだ答えは分からない。」

「だから、僕は君達と正々堂々と戦いたい。…戦って答えを見つけたいんだ。自分たちの全てを賭けて…!」
野坂は吐き出すように言った

「…野坂。」


「正々堂々だと?笑わせるな。」

「アレスがなんであろうと関係ない。茜をあんな風にしたことに変わりはない!」


灰崎の言葉には確かな重みがあった




続く

あとがき
野坂のえろが書きたい

野坂の覚悟→←設定



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おこめ(プロフ) - 胡蝶蘭さん» だ、だよねー!全く、審判も仕事しろよなぁ。神聖なサッカーフィールドでアイツ等何してるんだよ…。TPOを考えろよ、TPO! (2019年2月3日 22時) (レス) id: bdc7861eff (このIDを非表示/違反報告)
おこめ(プロフ) - はのんさん» おこめもね、最初は悠茜だと思ってたの。灰崎が茜を好きで茜は野坂が好きで、て。三角関係を期待したのはきっとおこめだけじゃないはず…! (2019年2月3日 22時) (レス) id: bdc7861eff (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶蘭 - おこめさん、間違ってないよ!決勝戦でどちらが優勝するか決めるのに敵ばかり心配して自分のチームを応援しないなんてマネージャーとしてどうかと思うよ!心配するなら試合終わってからでしょ?!選手でも無いのに勝手にフィールドに入ったら駄目だよ! (2019年2月3日 22時) (レス) id: 1fa4972d94 (このIDを非表示/違反報告)
はのん - 私はどっちかと言うと 茜ちゃんが好きなので 悠茜 派です笑 でも、最後の試合で野坂くんが倒れた時に杏奈さんが1番先に駆け寄った所はみてて同じ感想をもちました! (2019年2月3日 21時) (レス) id: ac926dc6e5 (このIDを非表示/違反報告)
おこめ(プロフ) - 未來さん» コメントサンクスです。やっぱり自分のペースで書くのが一番っすよね〜。 (2019年2月1日 20時) (レス) id: bdc7861eff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おこめ | 作成日時:2019年1月28日 19時

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