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ちらりと気を配ってみても、入り口側の通路に人の気配は無い
少なくとも今はまだ、翔くんの侵入はばれてはいないのだろう
一先ずほっと息をついたところで、かちり、と小さな金属音に、ふと意識を戻される
「っ、よし、出来た」
するり、離れて行った翔くんの手にあるのは、金色の鎖と・・・そこに繋がる、青い宝石
ばっと首元に手をやれば、そこにあった冷たい金属の感覚は無くなっていた
「な、なんで・・・」
「昨日、図書室で調べたの。これで、ここから出られるよ。智くん、行こう」
「でも、そんな事して、父ちゃん達に何かあったら」
「それなら大丈夫」
力強く、俺の言葉を遮る翔くん
「おばさんね、村を出て行くことにしたって言ってたんだ。今日の朝には出発して、もう遠くにいるはずだから。智くんが逃げたことで、何かされる心配はないよ」
「でも、じゃあ、翔くんは？唄い手の逃亡の手助けをしたなんて知られたら、どんな目に遭うか・・・」
「智くんか逃げた後でちゃんと教室に戻れば大丈夫。それに、ここに来るまで誰にも会わないように気を付けてきたし、帰りも慎重に行くから」
本当に、これは翔くんなのか？
いつも俺の後ろにくっついて回って、智くん智くん、と縋るように名前を呼んでた、あの翔くんなのか？
思わず自問自答するくらい、昨日とは打って変わって力強い目をする翔くんに、俺は唖然とするしか無かった
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しゅり(プロフ) - きよさん» きよさん、最後までお付き合い頂きありがとうございました！今作中ではハッピーエンドへ繋げられなかったので、次章では大団円目指して頑張ります笑 コメントありがとうございました。 (2020年10月11日 19時) (
レス) id: 9366a89cfd (このIDを非表示/違反報告)
しゅり(プロフ) - まりもさん» まりもさん、コメントありがとうございました。まりもさんの毎日の楽しみになれていたなら、嬉しい限りです。次章も毎日更新目指していますので、また楽しんで頂ければ幸いです。ありがとうございました！ (2020年10月11日 19時) (レス) id: 9366a89cfd (このIDを非表示/違反報告)
しゅり(プロフ) - 紅葉さん» 紅葉さん、はじめまして。コメントありがとうございました。最後まで楽しんで頂けたようで、嬉しい限りです。次章も公開しましたので、是非そちらにもお立ち寄り下さい！ (2020年10月11日 19時) (レス) id: 9366a89cfd (このIDを非表示/違反報告)
しゅり(プロフ) - はるさん» はるさん、コメントありがとうございました！最後まで楽しんで頂けて、作者冥利に尽きます(^ ^) 次章にもお付き合いいただければ幸いです！ (2020年10月11日 19時) (レス) id: 9366a89cfd (このIDを非表示/違反報告)
きよ(プロフ) - しゅりさん、お疲れさまでした。二人の再開を願っていましたが、神の存在は偉大なのですね。永遠の命(？)でも大切な人がいなければ辛いだけですよね。落ち込みましたが続編があるということで、生まれ変わりの智くん！と妄想が膨らみました(笑)楽しみに待ってます。 (2020年10月7日 19時) (レス) id: ae2dee5c90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゅり
| 作成日時：2020年9月19日 18時
