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「さて、そろそろ行かねば」
アポロがもう一度手を振ると、光は瞬く間に消え失せ、再び静寂が訪れる
無様に地面に這いつくばったままの俺を嘲りながら、その場から立ち去ろうとして、ふと何かを思い出したように動きを止める
「これは、翔にも伝えておらぬ事だが」
そっとしゃがみ込み、俺と同じ目線まで顔を下げると、嫌味な笑みを浮かべる
「唄い手だけが聖域へ招かれる、と伝えられているようだが、それは事実とは異なる。正しくは、我の与えた証を持つ者にのみ、聖域への道が開かれるのだ。そして一度証を失ったものに対して、聖域へ立ち入る資格は二度と与えられぬ。短い人間の生の間、お前が翔と会う事は永遠に無い」
囁くような声で告げると、すらりと再び立ち上がる
すると、アポロの全身が、薄らと淡い光に包まれていった
いくつもの光の粒子がまとわりつき、アポロの姿が徐々に透けていく
.
.
あいつは今から、どこへ向かう？
決まっている
翔くんの元に行くんだ
乱暴な扱い、とあいつは確かにそう言った
翔くんの身に何が起こっている？
危険な目に遭っているんじゃないのか
あの部屋から出ることは出来ない翔くん
俺が居なくなった事がばれて、きっと怖い思いをしている
今もただ、一人きりで・・・
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しゅり(プロフ) - きよさん» きよさん、最後までお付き合い頂きありがとうございました！今作中ではハッピーエンドへ繋げられなかったので、次章では大団円目指して頑張ります笑 コメントありがとうございました。 (2020年10月11日 19時) (
レス) id: 9366a89cfd (このIDを非表示/違反報告)
しゅり(プロフ) - まりもさん» まりもさん、コメントありがとうございました。まりもさんの毎日の楽しみになれていたなら、嬉しい限りです。次章も毎日更新目指していますので、また楽しんで頂ければ幸いです。ありがとうございました！ (2020年10月11日 19時) (レス) id: 9366a89cfd (このIDを非表示/違反報告)
しゅり(プロフ) - 紅葉さん» 紅葉さん、はじめまして。コメントありがとうございました。最後まで楽しんで頂けたようで、嬉しい限りです。次章も公開しましたので、是非そちらにもお立ち寄り下さい！ (2020年10月11日 19時) (レス) id: 9366a89cfd (このIDを非表示/違反報告)
しゅり(プロフ) - はるさん» はるさん、コメントありがとうございました！最後まで楽しんで頂けて、作者冥利に尽きます(^ ^) 次章にもお付き合いいただければ幸いです！ (2020年10月11日 19時) (レス) id: 9366a89cfd (このIDを非表示/違反報告)
きよ(プロフ) - しゅりさん、お疲れさまでした。二人の再開を願っていましたが、神の存在は偉大なのですね。永遠の命(？)でも大切な人がいなければ辛いだけですよね。落ち込みましたが続編があるということで、生まれ変わりの智くん！と妄想が膨らみました(笑)楽しみに待ってます。 (2020年10月7日 19時) (レス) id: ae2dee5c90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゅり
| 作成日時：2020年9月19日 18時
