Sugar Love131 ページ33
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途端に何も答えられなくなり、
心がモヤモヤし出す。
栞「応援できる?」
あ「…」
何故か、廉の時と同じように
"応援する"とか言えなかった。
栞「それが本当の気持ちなんじゃない?
好きな人が他の人と幸せになることを
素直に応援できる人なんていないよ。」
あ「…」
栞「好きだからちょっとしたことで
嬉しくなるし、
好きだから相手が他の人に目を向けてたら
焼きもち妬くし。
気持ちが忙しくなるんだよ。」
あ「…」
栞「もうさ、認めちゃいなよ。
紫耀のことが好きってさ。」
あ「私が、紫耀を好き…?」
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私は、自分で気付かないうちに
恋してたんだろうか。
紫耀のことが好きだったんだろうか。
さっちゃんに言われてから、
自分なりに考えた。
でも、結局ピンとイマイチこなくて。
週明けの月曜日、紫耀が近くにいるだけで
なんてことない会話を交わすだけで
心臓がうるさくなるのは、
さっちゃんが勝手に
決め付けるから変に意識しちゃって
そうなってるんだと思ってたけど。
紫「陽葵と今週の日曜日、
水族館行く事になった。」
勇「は?それってデート?」
廉「なんやそれ!どういう展開なん!?」
紫耀の言葉が棘となって私の心を刺した。
どうしてそうなったの…?
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怪しい雲が私の心を覆っていく。
モヤモヤし出すこの気持ちは…
なんなのか考えて、
__"相手が他の人に目を向けてたら
焼きもち妬くし"
さっちゃんの言葉が脳裏を過ぎった。
…私…紫耀が好きなの…?
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作者名:rion | 作成日時:2018年11月27日 16時