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なんだ、ファンの方だったのか。
『そうです。日本の方ですよね……って待って、』
返答しながらしっかりと視界に捉えたその人は、初対面で失礼にも待ってと制した私にちょっと困った顔で笑いかける。目深に被ったキャップの下のその顔は、テレビでよく観る野球選手にそっくりだ。突然のことに思考が止まりかける。
『………大谷選手、ですか？』
「ああ、はい。えーなんか嬉しいですね」
大谷選手はふふっと笑って少し俯き、��知ってもらえてるなんて思いませんでした��と続ける。日本人ならば誰でも知っているだろうし、今や世界中の人が注目しているというのに。知ってもらえているなんて思ってもいなかったのは私の方だ。
「実は僕、Aさんのファンで」
『え、本当ですか。嬉しいです』
私もいつもテレビの前から応援させていただいてます、と返すと、より一層照れたかのように俯き加減で笑う。背が高いから俯いている顔も丸見えなのだけど。
いつも画面越しに観ているその人が目の前にいるなんて、未だ不思議な心地に感じていると��あの…��と顔を上げた大谷選手と目が合う。
「昼食とか、もしまだだったら一緒にいかがですか」
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どんな展開なのだこれは。
昼食に誘ってもらって、丁度お腹も空いていた私は二つ返事でOKをした。すると大谷選手が車で来ているということで先ほどのカフェの駐車場へ引き返し、��どうぞ��と開けてもらった右の扉から助手席に座り、少しして車は発進。
「お腹空いてます？」
『え、ええ…はい』
「今お昼時だからどの店も混んでそうですよね」
『確かに、そうですね』
どうも緊張してうまく話せない。
やはりまだ夢見心地だし、ふわふわと心が宙に浮いているみたいだ。
そんな私を見抜いたのか、隣の運転席から��初対面だし緊張しますよね、僕も今心臓バクバクです��と楽しそうな明るい声がかかる。
『全然そんなふうに見えないですよ』
「え〜、じゃあうまく取り繕えてるのかも」
『さすがです』
「いやいやいや。ちゃんと余裕そうに見えてたらいいんですけどね」
ははっと声をあげて笑うから私まで楽しくなる。だんだんと張り詰めていた緊張がほぐれていくのが分かる。
きっと大谷選手の魅力はこういうところにもあるんだろうなと、初めて話したながらに感じられるようだ。
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dreaming(プロフ) - ナオさん» コメントありがとうございます🥰2話目に関するご指摘で合っておりますでしょうか💭2話目がnews webという記事サイトを模して書いており、中でエンジェルスと表記されていたため同様にしています✏️違和感ございましたら申し訳ありません💦 (5月28日 1時) (
レス) id: 9dca30db00 (このIDを非表示/違反報告)
ナオ(プロフ) - コメント失礼します！球団名はエンゼルスではないでしょうか、？ (5月26日 9時) (レス) id: 7c9f4910e9 (このIDを非表示/違反報告)
dreaming(プロフ) - rrstpa5588さん» わわわ嬉しいですありがとうございます🥰続編出しましたので、よければ読んでみてください🫶 (2023年3月23日 21時) (レス) id: d4fff86390 (このIDを非表示/違反報告)
rrstpa5588(プロフ) - もう最高です！！！！🥺💖続編楽しみにしています😳 (2023年3月23日 11時) (レス) @page50 id: ab46ef83dc (このIDを非表示/違反報告)
dreaming(プロフ) - るる２号さん» ニヤニヤしていただくこと本望でした🥰（笑）いま新しいお話を考えている途中なので、出した際にはぜひ読んでやってください📚 (2023年3月22日 23時) (レス) id: d4fff86390 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：dreaming | 作成日時：2022年9月25日 21時
