最年少 . 【 3 】

苦手 ページ23

…

海青 side





『かいせーさん！』



事務所を歩いているとエレベーターの所からAの声が




「ん？？」







『海青さん今から会議室行きますよね？』


「うん」



『よかった、誰かいないかな〜ってずっと待ってたんです』




なんで待ってたのかと言うと


Aはエレベーターが苦手なんだ。
小さいことに閉じ込められたのがトラウマで、
エレベーターに乗る時はだいたい誰かと乗るようにしてるらしい。


今日はメンバーで会議がある。

会議室はまあまあ上の階にある。
今から会議室行こうとしてたから丁度いい



「一緒に行こっか」



そう言うと

俺の服をちょんとつまんでついてくる。


かわいい、、



エレベーターに乗ってる間は俺の腕にしがみついてる。


183cmの俺と155cmのAだと約30cmもの身長差。


Aが俺に目を合わせようとすると自然と上目遣いになる。それがたまらなくかわいい、




『かいせーさん、着いた！』



エレベーターが止まるとそう言い俺の手を引くA

すると丁度通りかかった しょごりく




翔吾「あ、Aと海青おはよ！」


「『おはようございます』」


陸「今日は海青と乗ってきたんだ」



『そうです〜』


陸「海青ずるい」


『海青さんおっきいから安心感すごいですよ？』


翔吾「……俺は？」



『翔吾さんは笑顔がかわいいから！！』



陸「え、俺は？？？」



『…海青さん行こ？？』



そう言うとまた俺の手を引っ張るA




陸「無視？ねえ、無視はよくない！」




後ろから陸さんの声が聞こえる笑笑


すると


『陸さんもちゃんと安心感ありますよっ！』




と後ろを振り向いてそう言うA




『ランペのみんなは誰と居ても安心する』




Aが俺らの事ちゃんと信頼してくれてるんだな



武者修行の時は一匹狼みたいなやつだったのに




「ならよかった笑」




そう言って仲良く会議室に向かう 海青とA なのでした。






・

だれ→←バ ト ル

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す