同居人は有名人 6≪ﾆ/ﾐﾔｶｽﾞﾅﾘ≫ 完結 (ページ35)

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同居人とオムライス1 ページ35

『あ、雨…』

ぼんやりした目をこすりながら、ベットの中でつぶやいた。

和を起こさないように、体に巻きついた腕をのけてベットを出る。

窓に近づいて外を見たら…
やっぱり。
ザーザー降りの雨。
この音で目が覚めてしまった。

『雨かぁ。。。』

なんか雨の日ってテンション上がらないんだよなぁ。
たまに偏頭痛するし。

二『雨だとなんかあんの？』

後ろから声がしてふり向いた。
眠そうな顔をした和がアクビをしながらベットから起き上がる。

『おはよ。起こしちゃった？』

二『んー…起きた。』

顔は寝てるけどなぁ(笑)

開ききっていない目で、ボンヤリしてる和。

さすが天下のアイドル。
そこらのチワワより可愛いな(笑)
言ったら怒られるだろうけど。

『まだ寝てれば？今日夕方からでしょ？』

二『いや、起きた。で、雨がなんだって？』

『いや、雨だなって思っただけ。なんか久しぶりの本降りだなって。』

二『ふーん？どっか出かける用事でもあんのかと思った。』

『まさか。ないない。』

だって日曜日だし。
和も珍しく夕方からだし。
ねぇ？

出かけるわけないじゃん！

二『じゃあ今日は何して遊びましょうか？』

和が笑って聞いてきた。

やった！
かまってくれるみたい(笑)

実は和にお願いがあったりするんだよね…。

にっこり笑って、和に近づく。

二『…？』

和の前に来て、しゃがみ込む。
それから目一杯の上目使いをしてかわい子ぶってみた。

二『…なに？(笑)』

『オムライスつくって！！』