今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:1,019,738 hit
小｜中｜大
告白 ページ11
先輩が私をまっすぐに見た。
.
.
.
先『A、俺…Aが好きだった。』
.
.
.
時が、止まったみたいな気がした。
ずっと、ずっと聞きたかった言葉。
絶対に聞けないと思ってた言葉。
.
.
悲しいくらいに胸に響いた。
.
.
涙があふれた。
先輩が困ったみたいに笑う。
先『ちゃんと、明日香とのことを終わらせてから言いたかった。結局言えなかったけど…好きだったんだ。あの時から。』
何度も、何度もうなづいた。
はじめて聞く先輩の気持ち。
涙があふれて、ほほをつたう。
先『ずっと、なんでAはあの日泣いてたんだろうって考えてて。』
先輩が、ゆっくり言葉をつづけて。
先『理由、教えてくれる？』
って、私を見た。
自分の気持ちを教えてくれた先輩に
私のありったけの気持を伝えなきゃ…
あの日泣いてた理由は…
私が泣く理由はいつもあなただったの…
あなただった…
.
.
.
涙をぬぐって、まっすぐに先輩を見て。
少し息を吸い込んだ。
.
.
『あの日、泣いてた理由は…先輩に逢いたかったから…
.
先輩が…ずっと、ずっと…
出会ったころから好きでした。』
.
.
.
夏の風が、頬をなでた。
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 631人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：空音
| 作成日時：2011年8月14日 0時
