小説の「文」の書き方講座

七歩目「言葉を言い換えて文を豊かにする」 ページ7

言い換え……それはものを五感で表現する方法……。って私さっきから五感五感てうるさいですね！！

言い換えというとそのまんまです。例えばここに水筒があるとします。ここに水筒がある。としておきます。
水筒って飲み物とか入れるもんですよね。水筒ってだいたい円柱……丸い筒ですよね。水“筒”って書きますし。じゃあ「水筒」の文字をそのまま言い変えちゃいましょ！
ここに飲み物を入れる丸い筒があるになりますね！いやこんなの滅多に使わないでしょうけど、イメージは掴めましたでしょうか！！

もっと使いそうな表現で試してみます。「夕方」なんてどうですか。夕焼けだと空が赤くなる現象そのものを指しますが、今回は夕方です。日が沈んで空が赤くなってくる時間帯のことです。
おっともう完成してしまいました。つまりそういうことです。

といってもこんなにさくっとできる人、そんなにいない？かもしれないです。語彙力ありきなところがありますから……特に初心者さんはね。

いや、でもでも自分の知っている言葉を駆使して表現できます。それができたらパーフェクト！！言葉を新たに身につけなくてもいいんですからね。
なのでやり方をさくっと説明したいと思います。

そのやり方とは〜〜〜〜〜〜連想ゲーム〜〜〜〜〜〜！！うふふ、想像力の翼を羽ばたかせちゃってください。

「夕方」だったら、「赤い空」「太陽が大きい」「夜が来る」「日が沈む」「空の色が変わる」「エモい」「写真映えする」「綺麗」「黄昏る」などなど。他にも、学校の後だから「疲れてる」な〜〜とか、一日干した「洗濯物をしまう」時間だな〜〜とか、夏だったら時間的に「なかなか来ない」、冬だったら「早く来る」。私の場合は夕方、「眠くなる」。
もう色んな視点から連想しちゃってください。一見小説に使えなさそうなものでもいいです。とにかく連想連想！！！！想像力を大空へ解き放ちましょう。あんまり飛びすぎると疲れちゃって墜落する(寝落ちのことです)ので適度にね！
え、寝落ちするの私だけ……？嘘、昨日もアプリで百人一首の試合やってる間に寝落ちたのに！！

今は意識しないとできないかもしれませんけれど、数をこなしていれば修飾も言い換えも意識せずにできるようになります。
でも連想ゲームはいくら上達したとしても役に立つはずだ……！

言い換えはバリエーション豊かですよ〜〜。私の文！！！！！！を前面に押し出すことができます。作者の個性です。

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