十九歩目「語尾が全部“〇〇だった”事件勃発」 ページ19
十三歩目で言い忘れましたが、ビックリマークだけでなくはてなマークも、文の真ん中に来た場合は文字との間にスペースをひとつ空けます。
文章というものを書くにあたって、私は言葉が連続しないこと、並ばないことをすごく気にしてしまいます。たぶん読者はそこまで気にしていないのかもしれません。でも私は書く時も読むときも気にします。なので直します。
語尾が全部「た」事件、それすなわち――過去形で終わる文が連続しまくること！！！！
極端ですがやってみると、「○○が笑った。△△も笑った。二人はひとしきり笑った後に、歩き出した。どこへ行こうか、と○○が言った。」ということですね。なんか気持ち悪くないですか？
私はめちゃくちゃ気持ち悪いです。なんか、「た」だけ読んでいる気分になってきます。
「たたたたたたうるせえええぇぇぇええぇ！！！」ってね(恒例)。
といっても、わざとやるときもあります。詩的な感じで、似たような文法で違うことを言うときなんかはそうです。
「彼の心には不安が渦巻いていた。恐怖が渦巻いていた。焦りが渦巻いていた。同時に、わずかな喜びも渦巻いていた。」といった具合ですね！こんな風に、わざと同じ文にしている、ということがあからさまにわかれば、「ああ、そういう表現なんだな」と気持ち悪さを感じることなく読むことができます。
もちろんそんなしょっちゅうやる表現方法でもないので(というかいっぱいあったら「しつけえぇぇええ！！！！」となる)普通は気持ち悪さを感じる方の「た」連発が多いです。
じゃあ直すのにどうすればいいかというと、現在形を混ぜるんですね！
念のため言っておくと、「る」の語尾のことです！！
これをごちゃ混ぜに使うと、「○○が笑った。△△も笑う。二人はひとしきり笑った後に歩き出した。どこへ行こうか、と○○が言う。」になります。気持ち悪くなくなりましたね！！
要は語尾が「た」と「る」の二種類になればいいわけです。
「た」の文字だけでなく、「だった」の部分からより気を遣うのであれば、さらに常体を混ぜると効果的です。
常体っていうのは「走るのだ」「走るのである」という、いわゆるだ・である調のことです。だいたいは、「た」「る」のあとにくっつけることになります。
二十歩目「語尾が全部“○○だった”事件の解決」→←十八歩目「ぽまえら、小説で記号を正しく使えているか？〜！と…と―〜」
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翡翠月(プロフ) - 社会さん» ありがとうございます〜〜！！！お役に立ててよかったです♡私もプロの小説家ではなくアマチュアのぺーぺーなので出版はおそれ多いですねぇ( ; ﾟДﾟ) (4月9日 23時) (
レス) id: 9e8e228d17 (このIDを非表示/違反報告)
社会 - 重要で分かりやすい文章。出版してほしいくらいです！ (3月28日 22時) (レス) id: 22218ac678 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠月(プロフ) - 句乎さん» 人に見てもらうのって結構大事ですよ〜！私でよければぜひ！順番待ちで洒落にならないくらい長く待ってもらうことになるかもしれませんが、続編の三十五ページ目あたりのお知らせを読んでいただいたあとにボードまで来ていただければ、読ませていただきます〜！ (2022年12月31日 21時) (レス) id: 5bb47fcc64 (このIDを非表示/違反報告)
句乎(プロフ) - 小説を書くのは好きな方なのですが、如何せん見せたことが無くて、文脈がおかしかったりするのがホント怖くて。よかったら見てもらいたいくらいです…。うまく書けてうらやましいです…！ (2022年12月29日 10時) (レス) @page4 id: 193991615f (このIDを非表示/違反報告)
翡翠月(プロフ) - 小柴紬さん» ですです。もうそういうものだと割り切った方が楽ですよ。むしろ、どこで改行されるかを気にしてセリフを縮めちゃったり、文の途中で自ら改行しちゃう方がもったいないと私は思いますね。書きたいことを書きたいだけ詰めた方が、いい作品ができます。ファイト〜〜！！！ (2022年11月20日 15時) (レス) id: 5bb47fcc64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡翠月 | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/hisuigetsu
作成日時：2021年3月19日 19時
