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＊
汐『…何笑っとんねん』
そう言って私のおでこに軽くデコピンをする汐恩
｢…ふふ…汐恩との出会い思い出してた笑｣
汐『…いや…可愛い』
汐『……じゃなくて…！』
汐『その服、ほんまに着てくつもりなん？』
｢……もう…まだその話？？｣
汐『……いいか？』
汐『同窓会なんてものはなぁ…狼の集まりなんやで』
汐『やからそんな服着てったらあかん』
｢……私のことなんて誰も相手にしないから大丈夫よ｣
汐『あかん、Aは何も分かっとらん』
汐『…やってあの王子様みたいな元彼も来るやろ？』
･
そう、彼は私の元彼を一方的にだが知っている
私のリビングにあった卒アルを見つけた彼は
汐『……こん時のAと付き合ってたら今頃結婚とかしとるんやろか』
なんて爆弾発言するからだいぶ焦ったけど
汐『……これ…元彼……？』
今度はすごく不安そうな顔をして私に問いかける彼
･
そこにあったのは私と瑠姫のツーショットだった
汐『このAいい顔しとるな…』
｢…そうかな笑｣
汐『いいもん今隣におるのは俺やし』
なんて瑠姫に軽くマウントをとる汐恩が愛おしい
･
｢…あぁ…瑠姫？｣
｢瑠姫同窓会の幹事だから来ると思うけど……｣
汐『なら尚更そんな肩出した服着てったらあかん』
ほらこっちの方がええやん似合っとるなんて言いながら別の服を私に渡してくる汐恩
｢この日のためにせっかく買ったんだよこの服｣
汐『…じゃあその服は俺とのお家デートの時に着てや』
｢せっかくだから外行く時に着たいよ〜｣
汐『あかん、誰にも見せたない』
｢……もう分かったよ…その時に着るから笑｣
･
付き合って最初の方はまだ少し壁があって
職場の先輩後輩感が拭えなかった私たち
それが今はこれだ
日に日に重たくなっていく汐恩
こんなに愛されてるんだって実感出来るから
私は嬉しいんだけどね、笑
汐『……ん…やから、はい』
そう言って渡された服に渋々袖を通す私
まあ最初は同窓会すら行かせてくれなかったんだし、
行けるだけマシかなんて思ってる私がいる
安心して、汐恩
もう貴方以外愛せないから
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梓(プロフ) - mmさん» コメントありがとうございますm(_ _)m祥生に光成は親子感あっていいなぁとずっと思ってました！ えええ黒ちゃん推し！ それはもう運命すぎて、もう運命ですよね？(え) 素敵なお話だなんて、、嬉しい限りです泣 (2021年8月29日 11時) (
レス) id: a0c207ee39 (このIDを非表示/違反報告)
mm(プロフ) - 初めまして(^^)光成がまさか檜山くんだとは思わなくてびっくりしました笑 黒ちゃん推しなのでちょっと運命感じてしまいました笑 いつも素敵なお話を上げてくださってありがとうございます！！ (2021年8月24日 1時) (レス) id: 3348bbded4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梓 | 作成日時：2021年8月6日 0時
