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9* #2 ページ48

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A「 れ、零くん…?」






『 ん 』







ちょっとだけ肩を震わせるAをさらにきつく抱きしめ、そのまま首元に顔を寄せるとスンッと小さく鼻を鳴らす。








( ……ん?これ… )








違和感の正体に気づいた。









『 A…、香水、つけたのか?』








そう問いかけると、Aは顔を赤くしてどうかな?と聞いてきた。








『 ん……、嫌いじゃない。』







A「 そっか、よかった。」








そう言ってふにゃりと笑うとそのまままた料理をしだすA。









『 でも… 』







A「 ん?」









『 ……俺は、Aの匂いが好き。』








そう言ってまた首元に顔を近づけ鼻を鳴らすと、Aは擽ったそうに身じろぎをする。








それでも離すまいと俺はAを抱く腕に力を込めた。








『 俺は…Aが選んだこの香りも好きだけど、Aの匂いが一番好き。だから…もうこれ、つけるのやめなよ。』









そう言うとAは顔を真っ赤にしながら、わかった、とだけ呟いた。

9* #3→←9* 降谷さんと香水。#1



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作者名: | 作成日時:2018年6月12日 20時

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