降谷さんと短編集。1【安室透 / 降谷零】 (ページ42)

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8*plus #3 ページ42

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( やめろ、やめてくれ……今近づくと……… )

A「零くん、ほんとに大丈夫…？」

少し頭を持ち上げると、至近距離でこちらを覗いているA。

少し屈んでいるせいか、胸元が………

『あぁ…ごめん、もう無理。』

A「え？わっ、！！！」

Aを抱き寄せて膝の上に座らせると、そのまま彼女の唇を少し強引に奪う。

( ………？)

なんだか違和感を感じ唇を離すと、Aの眼鏡をひょいっと外す。

A「あっ、ちょっ…！」

『 A…これ、ほんとに度、はいってるのか？』

そう聞くと下を向いて黙り込むA。

『まぁいいや。これ、邪魔だったし。』

彼女の顎をクイっと持ち上げ、また唇を重ねる。

次第に深くなっていくキスに耐えられなくなったのか、Aが俺のシャツをギュッと握る。

( あぁもう…… )

『 ……あんまり煽るな…止まれなくなる…… 』

A「 …やめないで…… 」

その言葉で今まで必死に保っていた理性も一気にどこかに吹っ飛んで行った。

『 …ｯ……もう、知らないからな…… 』

そのまま2人で熱い夜を過ごしたのだった。