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歩くにつれて強くなる珈琲の匂い。
少し奥まったところにある珈琲屋さん。
開けると昔ながらのいい雰囲気。
よく高校生なのにこんな店知ってんなと思った。
じっくりと丁寧に作ってくれて家で作るインスタントとはまた別の味。
『…美味しい。』
「気に入ってくれました？よかったです。
じゃあ俺の話聞いてください。
ギブアンドテイクです。
説明しますね。
俺の好きな人がジミン。
ジミンの好きな人がテヒョン。」
男と男と男の三角関係。
『お前たち歪だな。』
「確かに！
写真見ます？」
これです、なんて
見るなんて言ってないのに(見たいけど)スマホをだして見してきた。
「これがジミンでこれがテヒョン、これが俺。
…さすがにわかるか。」
ジョングクは勿論全員イケメンで、なんか、これじゃあ…『…女子が可哀想。』
「喜ぶ人たちもいますよ。」
『………』
「なんで黙るんですかー。」
『どう返したらいいかわからなくなった。』
「今日お昼この3人で食べたんですよ。
ジミナはめっちゃくちゃ嬉しそうだし、テヒョンは俺がいるから不機嫌で、ほんとにわかりやすい。
そんな風な2人をずっと見てたら…、
…いや違うか、
テヒョンを見るたびに嬉しそうにしてるジミナを見てたら頑張ろうとも何とも思えないですよね。
だから、こんなんなっちゃったんですけど。」
『…そっ、か。』
「あっ、そうだ！僕食べたいものがあるんですよ。
また明日本屋で！」
そうやってまた半強制的にここへくる約束ができてしまった。
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ユカ(プロフ) - とても切ない気持ちになりました(T . T) 素敵な作品をありがとうございます (2019年11月20日 0時) (
レス) id: 3871a6219e (このIDを非表示/違反報告)
あじゅ(プロフ) - セジュンさん» 勿体ないくらい素敵な感想ありがとうございます。そんな風に言って頂けてとても嬉しいです。ありがとうございます。 (2019年3月30日 20時) (レス) id: 1e8907bb70 (このIDを非表示/違反報告)
セジュン(プロフ) - とても美しいです。泣きそうです。素敵なお話をありがとうございました。 (2019年3月30日 20時) (レス) id: c623726b4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あじゅ | 作成日時：2018年12月17日 16時
