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クルマが走り出して
景色が流れ始めると
ドキドキからワクワクに少し変わってきた。
落ち着いてきたらと課長の方へ視線を動かしたら
っ!!!!!!
運転してる横顔が綺麗すぎるっっ！
前だけを真剣に見る視線。
私がフロントガラスなら
恥ずかしくて割れちゃう、絶対。
ハンドル持つ腕、手。
長くて逞しくて
頼もしい。
男の人！って感じが凄い、当たり前だけど。
ドキドキがまた加速してきた。
「穴があくから、そんなに見られたら。」
視線を感じるくらい見つめすぎてた。
「ごめんなさい。」
そう言ってカラダごと窓の方に向き変えると
いつの間にか高速にのってる。
私、どれだけ課長見てたんだろ。
そりゃ穴があくと言われちゃうはずだよね。
「課長、どこに向かってるのですか？」
「ん？ドライブデートったら横浜だろ？」
「ドライブデート!?」
「違うの？」
「えっ...。」
課長は笑って
「到着してからかな。」
ってまた私の理解を超えてる。
期待してる私と
期待しちゃダメ！っていう私が
脳内で戦ってる。
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作者名：ハルヒ
| 作成日時：2020年2月15日 9時
