最愛 2 (S.S) (ページ37)

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「相葉ちゃん、来てくれてありがとね。」

智くんがハグしてる。

割と人見知りの智くんが。

ビックリ。

相葉くんの人柄なんだろうなぁ。

「Aと知りあいだったんだ？」

「相葉くんは同じ会社で同期なの。」

「そっか。Aがいつもどうも。」

「あ、いえ。それよりAと智さんは知り合い？」

あー。

って智くんと顔向き合わせて笑ってしまった。

「ごめんね。えっと、私と智くんは·····」

「俺はAが初めて寝たオトコだよ。」

「智くんっっっ!!!!」

「ええっっっー！智さんがAの元カレ？」

「ち、違う違う！」

「違わねーよ。」

「やめて、智くんっ！」

「元カレじゃないのに、初めてをっ？」

「だから相葉くん、違うの聞いてっ！」

「あの時のAは可愛かったなー。」

「さっっ智くんっっ！」

慌てて否定しようと思っても

智くんは笑ってるし

相葉くんは信じきってる

「あ、A。櫻井さんが来たよ。櫻井さーん！」

って、階下に向かって手を降ってる。

智くんのテンションが変っ！

「Aの初めての·····。」

相葉くんが繰り返し呟いてる。

困った。

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