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「A、大丈夫か?」


固まってる私を松本課長が覗きこむ。



「昨日、元気なかったから心配してたのよ。」


橘課長も私の髪を撫でる。



やめてください。
って心の声が漏れそうになった。



「今度、一緒にご飯行こうね。」


いい香りをさせながら、松本課長と秘書室を出ていった。



社交辞令だろうけど


絶対行かない。




橘課長は悪くない。

私のちっぽけな嫉妬心。







秘書の先輩方が私の所に集まってきた



「ね、櫻井課長と知り合いなの?」
「どうして名前でよばれてるの?」
「それより、おでこ!あれはなに?」



矢継ぎ早に色々聞かれて


私自身が全くわからないから
答えようがなくて


と答えといて。



そしたら先輩のひとりが



「相変わらず橘課長は綺麗だったわね。」


そう言う先輩方もみなさん美しいのに。


「さっぱりしてて性格もカッコイイし、頭もキレてスタイルもいいって最強よね。」



そうなんです。
その通りなんです。


勝負を挑むことすらできない。




「だけど、恋人の話とか聞いたことないよね?」


「社内だとしたら、すごい上手に隠してるね。」


「でも.........私、あんまり好きじゃない。」


「あ、私も。ここだけの話。」



そうなの?

なぜ?

それなら私の嫉妬心も許される?




その後先輩方は、松本課長が戻るまで
社内の噂話で盛り上がっていた。



櫻井課長はやっぱり断然カッコイイとか

松本課長は綺麗な顔だけじゃなくて最近表情が柔らかくなったとか

新入社員じゃ相葉くんが1番可愛いいとか

でもやっぱり付き合うなら二宮主任!とか




「ね、Aちゃん、今度みんなで飲みに行こうね!」



って誘われた。




ちょっと楽しいかもしれない。



聞いてるだけ、、、なら。






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設定タグ:櫻井翔 , , ハルヒ   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ハルヒ | 作成日時:2019年8月13日 9時

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