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「翔さん、羨ましい？」
二宮主任が携帯見せながら聞くと
「めっちゃ羨ましい!! 」
そう言って笑った後で
何か小声で二宮主任に話してた。
そんなにこのカフェに行きたかったんだ。
たしかに男性だけでは行きにくいし
橘課長は一緒に行ってくれないのかな？
.........って
自分で勝手にかんがえて
自分で勝手に凹んでる。
バカ。
「A、仕方ないから一緒に行ってあげれば？」
二宮主任っ！
なんてことを言うの！
嫌だと言われるはずだし
言われたら立ち直れないし
行くと言われたら言われたで
心臓持たないし
いつだろうって待ってしまうし
と、一瞬で色んな気持ちが駆け巡った。
のに。
「じゃA、今度一緒に行く？」
あっさりと櫻井課長に誘われ。
きっとこれは会話の流れからの
社交辞令だ！
と思い
「いつでもお供させていただきます。」
できうる限り感情を抑えてそう答えたら
二宮主任が
うんうん頷きながら立ち上がって
「あー、俺、電話しなきゃいけないの忘れてた。A片付けといてねー。」
って、行ってしまった。
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作者名：ハルヒ
| 作成日時：2019年8月13日 9時
