YOUR SMILE【岩谷翔吾】

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今日は入学式だった。

心友の宮田ユズちゃんは、私と同じ１年４組。



ユズ「Aー！！良かったね〜♪同じクラスっ!」

A『だねっ！安心したよ〜。知ってる人ほとんどいないもん。』


私とユズちゃんは中学からの友達。
元気で明るいユズちゃんには、他校に彼氏がいる。



入学式はあっという間に終わり、クラスメート達はおしゃべりに夢中だ。
ユズちゃんは後ろの席の子と楽しそうに話している。

私は思いついた。

(よしっ...学校探検しよっ...!!)


私は後ろのドアから出て右に曲がった。
他のクラスの子も廊下に出ていた。
１階に降りて、職員室の前を通ろうとすると....


ガラガラッ...

担任の高本先生が出てきた。

先生「おっ、相澤。ちょうどいい。これ、教室まで運んどいてくれ。」

A『あっ、はいっ...』


私は断ることなんて出来ず、気づいたら返事をしていた。



(面倒くさいなあ....)


そう思いながらも、私は階段を上がろうとしていた。


(うっ...キツイ...)

約３０人分の教科書。
重すぎる....
女子に持たせるなんてぇ....
先生は鬼だ。


そう思いながら階段を上がっていると....


(あっ...落とすっ！！)



バサバサッ...


最悪...教科書ぶちまけた。
はぁ...拾わなきゃ。


しゃがんで教科書に手を伸ばそうとすると....


?「大丈夫ー？」

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