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紫耀ちゃんにプロポーズされた翌月、
無事、婚姻届を役所に提出して
私達は夫婦となった。
二人の新居となるお家は、
彼の忙しさ合間縫って一緒に内見に行ったり
私だけが足を運んで写真を撮って
彼に送ったりして。
ようやく引越しをし、落ち着いたところで、
___【あの国民的アイドルグループ、
King&Princeの平野紫耀!祝・結婚!】
大々的に報じられた結婚報道。
どの番組も彼の結婚報道一色で、
新聞にも大々的に取り上げられ、
しばらくは彼で話題持ち切り状態。
彼の結婚を祝福するファンもいれば、
悲痛を上げるファンもいて、
時には彼の結婚報道を女性週刊誌を見て
泣いていた子を見かけたこともある。
私としては嬉しいはずなのに
その姿を見て胸が痛んで
とても複雑な心境だったけれど。
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あ「どうかな…?」
紫「いいね。綺麗。」
あ「もーさっきからそれしか言ってなくない?
ちゃんと見てくれてる?」
午後から仕事だという彼と
今日は朝からドレス選び。
式場も決まり、肝心のドレス選びで
気になったドレスをいくつか候補に出して
試着してくけど、紫耀ちゃんからの返答は
まるっきり同じ。
紫「だって本当にどれも似合ってるし。
一つに絞るの難しいよ。」
その言葉は嬉しいけど、
さすがに一つに絞らないと
せっかくのウェディングドレスが
着れなくなっちゃう。
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あ「じゃーコッチとコッチなら
どっちがいい?」
仕方なく、いくつかの候補の中で
頑張って自分で絞り、
2つ残ったところでもう一度試着して
紫耀ちゃんに決めてもらうことにした。
紫「んー。こっちの方がシンプル且つ、
品があってAに合ってるかな。」
あ「紫耀ちゃんが言うなら間違いないねっ。
すいません、コレでお願いします」
「どれも選べない」とかさっきまで
言ってたくせに、なんだかんだ最後はちゃんと
決めてくれちゃうのよね。
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作者名:rion | 作成日時:2019年3月27日 16時