愛のかたまり48 ページ47
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二時間ほど飲み食いして喋り倒し、
電車がまだあるうちに解散することになった。
小「ご馳走様でしたっ!」
あ「全部支払ってもらっちゃってごめんね。」
タツヤ「全然構わないよ。楽しかったし。」
あ「ご馳走様です。」
お会計しようとしたら栗原くんが
既に支払ってくれてて。
食べた分払うって言ったら綺麗にお断りされた。
小「柳瀬さんっ、栗原監督っ、
今日はありがとうございましたぁっ!」
一人、ワインをガバガバ飲んでた小谷は
完全に出来上がっている。
若干フラつきながらもタクシー捕まえて
先帰って行った。
結局、小谷の相談は途中で終わってしまい、
なんの解決にも至らなかったけど大丈夫かな。
小谷が乗ったタクシーが走り出したのを見送り、
私達も駅まで足を動かした。
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あ「今日はほんとありがとうね。」
タツヤ「こちらこそ急に女子会に
乱入した形になってごめん。
気まずくなかった?」
あ「全然そんなことなかったよ。
逆にいてくれて助かった。」
私だけだったら小谷の悩みは、
きっと私の勝手な偏見で終わってたと思う。
あ「周りにどんどん先越されてくなー」
あまり考えてなかったけど、
今更になって置いてかれてる気分。
ゆっくり歩きながら雲一つない夜空を
見上げた。
タツヤ「これでナオト達も結婚したら
俺ら完全取り残されるな。」
あ「ね。ほんとだよね。
栗原くんは彼女いないの?」
タツヤ「俺は日本帰ってきてからは
一回も出来てかな〜」
あ「じゃあ気になってる女性とか!」
タツヤ「んー…」
上げてた顔を栗原くんに移すと、
反対に栗原くんが夜空を見上げ、考え込んでから
タツヤ「柳瀬」
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タツヤ「って言ったら?」
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作者名:rion | 作成日時:2018年12月6日 15時