愛のかたまり43 ページ42
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タツヤ「この後って空いてる？
久しぶりに飯でもどうかなって。」
仕事に関する要件なのかと思いきや、
こちらも珍しくご飯のお誘い。
でも…。
あ「あー…ごめんなさい。
今日は先約が…」
チラッと小谷を見てから、
苦虫を噛んだような顔で言うと、
小「私は全然構わないですよ！
良かったら栗原監督もどうですか？」
え？いいの？逆に
自分から迎い入れる小谷を凝視した。
タツヤ「いいの？俺邪魔じゃない？」
小「全然大丈夫です！
むしろ男性の意見も
聞きたかったところだったんで！」
あ「そうなの？」
小「はいっ！」
ってことは、相談の内容は恋愛系か。
急遽栗原くんも加わり、お店の場所は
栗原くん行きつけだと言う、
都内の個室ダイニングバーに決まった。
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ちゃんと紫耀ちゃんにLINEを入れておいて。
「「「かんぱーい」」」
バリ島のホテルをイメージしたという店内は
落ち着いた雰囲気をしていて、
全室が個室化とされている。
私達が案内された席は3人に対して
とても広々してて、ふかふかなソファが
並べられていた。
観葉植物や暖色の灯りがアットホーム感あって
心地よく感じる。
海のさざ波の音とウクレレを弾く音が
混ざったBGMが店内に響き渡ってる中で、
早速注文した赤ワインのグラス片手に
乾杯を交わした。
タツヤ「好きなの頼んでいいよ。」
メニュー表を渡され、
栗原くんの言葉を聞いた小谷は
遠慮なく料理を注文してく。
いや、さすがに頼みすぎじゃない？
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作者名：rion
| 作成日時：2018年12月6日 15時
