愛のかたまり22 ページ22
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年末休暇なんてない彼はもちろん年越しは仕事。
そこへタイミングよく紗里に誘われ、
二人で飲みながら年を越そうってなったけど、
しっぽり飲むはずが、酒豪の紗里の飲むペースに
合わせて飲んでたら見事ベロベロ。
酔い潰れて、紗里の家で夕方まで爆錘。
目が覚めて携帯を開けば
前日の夜から既読を付けてなければ、
返事も返せてないままでいた紫耀ちゃんのLINE。
そりゃあもう心配性の彼からの電話の○と
何件もの留守電。
急いでLINEを返し、
家に帰ったらどす黒いオーラを纏い、
見たこともない鬼の形相をした紫耀ちゃんが
リビングのドアに寄りかかって立っていた。
正座で1時間お説教に
紫耀ちゃんの仕事の時間ギリギリまで
容赦のないお仕置きをされて。
彼を怒らすと恐ろしいことを
身を持って知った新年一発目。
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あ「もう〜私は帰るからっ!」
もう二度と彼を怒らせたくない。
それを分かってる上での同じ過ちは御免だ。
ナオト「紗里〜俺がいんだろ?
Aなんかいいじゃん。」
紗「は。誰もあんたなんか求めてないから。
勘違いしないでっ!」
かっこよく前髪をかき上げ、
さりげなく紗里の肩を組むけれど、
紗里の手加減ないエルボーをかまされ、
ナオト「う…っ!まじひでぇよなお前…」
呆気なく撃沈。
あ「じゃ、みんなお疲れ様!またね〜」
紗「A〜!また連絡するねぇ〜!」
あ「はいよー」
ほとんどのメンバーが朝までコースの中、
私と栗原くんは終電で帰宅コース。
てっきり栗原くんも行くのかと思ってたけど意外。
カラオケ館に向かう紗里達に手を振り、
タツヤ「柳瀬って何線?」
駅まで栗原くんと歩き出した。
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作者名:rion | 作成日時:2018年12月6日 15時