愛のかたまり13 ページ13
.
紗「あ、噂の年下彼氏とまだ続いてるんだ」
あ「うん。まぁー…きゃッ!!」
今度は後ろから足でガッツリホールドされ、
服の下からお腹を触られる。
紗「えっ?なに!?大丈夫!?」
あ「ちょっ…、ごめっ…なんでもない!!」
「飲み物零しちゃって…!」とか
なんとか誤魔化して。
身を捩じらせて彼から離れようと試みても
両手両足で固定されたら、動けるわけない。
.
紗「彼氏と順調そうで羨まし〜」
あ「う…っん、まぁ…」
必死に小さな抵抗しても全くやめようとしない彼。
人が通話中にも関わらず、
耳朶甘噛みしたり
首筋に唇を這ったり
その行為に大きく反応する私を見て
声には出さずにケラケラ笑って楽しんでいた。
…これは確実に遊ばれてる。
紗「いいねぇ〜幸せもんは。
ていうか早くAの彼氏紹介してよ」
あ「あはは…。
そのうちっネ…ッィッ!」
…ダメだ。
発 情してしまった犬を
このまま野放しにしてたら危険な気がする。
服の下でお腹を触っていた手は、上へ移動して
胸の膨らみを触り出す。
エスカレートしてく彼の行動に耐え切れず、
あ「ごっ、ごめん紗里!!
ちょっと済まさなきゃいけない用事思い出したから
もう切るねっ!!ほんとごめんっ!!」
言葉を捲くし立てて
紗「はっ?ちょ、A!?」
紗里の返事も聞かず一方的に通話を切った。
.
.
あ「紫耀ちゃん…っ!!」
電話切って早々、
思いきり紫耀ちゃんを睨みつける。
紫「あれ?終わり?いいの?」
けれど彼は反省の色なんてなく、
寧ろケロッとしていた。
あ「…誰のせいだと思ってんのよ。」
紫「だってずっと俺放置して
電話してるAが悪いんじゃん。」
ちゅっ、と触れるだけのキスを落とされる。
確かにせっかく紫耀ちゃんが久々に
泊まりに来てくれたのに、
放置しちゃったのは悪い。
悪いとは思ってるけど…。
.
4243人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:rion | 作成日時:2018年12月6日 15時