心の病 ページ13
玲於side
それからの時間はほんとに集中できなくて。
先輩の話もあんまり頭に入ってこないし
気づいたら隣にいたメンさんの代わりに
E−girlsの子が座ってたし。
今日に限ってやけに俺にみんな話しかけてくるんだけど
俺はぶっちゃけ、涼太くんとAちゃんの方ばっかりが気になってて。
…まさか、ここに来て亜嵐くんじゃなくて
涼太くんのことがすきでした!
なんてオチはないよね?
…いや、Aちゃんならありえるな。
でも、だとしたら俺、
今考えると涼太くんに、恐ろしい話ばっかりして
…はぁ、超ダサすぎる、
もはやダサすぎて消えたいレベルだわ、、
ただ、遠くからながめるあの二人が
なんかもうすげぇお似合いで。
AKIRA「玲於〜片寄の隣に座ってる子誰〜?」
玲於「あぁ、あの子最近この店で働いてるんすよ」
AKIRA「へ〜可愛い彼女だな〜」
えっ、、…まあね、うん、
やっぱり周りから見てもそう見えますよね
はぁ、なんかめっちゃモヤモヤするんだけど
玲於「すいません、ちょっと外の空気浴びてきます、モヤモヤするんで」
EG「え〜ちょっと大丈夫?心配だからわたしもついていってきまーす」
玲於「いや、ほんとに大丈夫っす」
EG「いいからいいから、はいいくよー」
・
・
AKIRA「あれ?あいつそんなに飲んでたっけ?まだ生ビール一杯も空いてないけど?…(笑)」
俺がカウンター通り過ぎる時に涼太くん、
すっげぇニコニコしながらこっちに手振ってきて
あいつはといえば、なんかすっげぇ仔犬みたいな目でこっちの様子伺ってきて
あぁ!
もうなんなんだよ!なんでそんな目で見んの?
…こんなことだったらそもそも飲み会なんか
断っときゃよかったわ
外に出て空を仰ぐと、想像以上に夜空に満天の星がちりばめられていて。
いつもはこんなに綺麗とか思わねーのになんでだろ、今日はすげぇ輝いて見えて。
でも、それが今の俺には余計虚しく見えた。
EG「玲於大丈夫?飲みすぎた?」
玲於「ほんと全然大丈夫で…いや、なんつーかその…心の病?みたいな?」
EG「…は?」
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作者名:ゆず | 作成日時:2018年2月16日 2時