太陽も月も。 ［玲於×龍友 ］

あれ？ ページ41

玲於side



龍友｢俺これとこれ〜｣


『ちょっと龍友くん、1人1個なんだからね！』


…あれ？この2人ってこんな感じだったっけ？


龍友｢え〜ええやん〜！｣


涼太｢欲張りすぎか！(笑)｣


もっとこう、なんかAってもうちょっとキャピキャピしてなかったっけ？

語尾に毎回♡がついてんのかってくらい
周りの誰が見てもすきすきビームが飛んでんなーって
ひと目でわかるくらいのやつ。


そう思えば最近、
Aの龍友くんに対する態度が変わったっていうか
なんか普通になったっていうか
いやまぁそれでいいんだけどさ

…もしかして、なんかあったりした？

龍友君の方は相変わらず
あんなんだったとは思うんだけど…。



その後、８人目のメンバーかってくらい
違和感なく混じってくつろいでいたA。


亜嵐｢それでさ、隼ったらやばいの、普通さ、そこまできたら気づくくない？(笑)｣


『めっちゃ面白い！笑 ね〜だって隼そうゆうの昔から疎いもんね〜』


隼｢いや違うんだって、あれは俺も悪いけど亜嵐くんも悪い！｣


亜嵐｢いやなんでだよ、笑笑｣


『ははは(笑)』


Aが笑ってるの見る度
改めてこいつの笑顔奪う奴は誰だって
許さねぇって、そう思うから。



｢GENERATIONSのみなさ〜ん、スタンバイお願い致しま〜す｣


隼｢あ、じゃあ俺たちそろそろそろいくわ！｣


亜嵐｢しっかりみててよ〜？笑｣


『うん！超ガン見してる！』


裕太｢それはそれで怖いな(笑)｣


視線を向けると、Aめちゃくちゃ楽しそうに笑ってて
うん、元気そうだな。


次の瞬間、Aは龍友くんとアイコンタクトとって
ガッツポーズしてみせて
それを見て龍友くんピースして
部屋を出てった


は？…え、なになにあの2人だけの雰囲気的なの
あれいつの間にあんな感じになってたの？


そういえば前もあれ？って思った
…そうだ、ヒノキの香りがした時だ


玲於｢ねぇ、Aって龍友くんとあんな感じだったっけ？｣


涼太｢あんな感じって？あそこ2人は仲良いよね〜｣


玲於｢いや、そうじゃなくて…ごめん、やっぱななんでもないわ。｣


俺だけがそう思う？ただの勘違い？
…そうであってほしいけど。



【申し訳ない、仕事入ってます。】

まおちゃんへの返信も打ったし
気を取り直して俺もスタジオ入るか。


『あ、玲於！』


玲於｢ん？｣


『…生放送、頑張ってね！』


玲於｢うん。ありがと。｣


余計な心配はやめよ。
…やばい、もしかして俺過保護？笑

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