検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:6,502 hit

コイ? ページ34

**


次の日。私は力無く学校に向かう。

私は校舎の前で立ち尽くした。


(爽くん__...)


昨日爽くんを拒絶した。

まだ、爽くんの...傷ついた顔が脳裏にこべり着いている。


「真子?」


心臓を鷲掴みにされたかのように私はその場で飛び上がった。

首をゆっくり後ろに回す。途中首が、錆びた機械が動くかのようなキギィっという音がしそうだ。


「さ、爽く...ん。」


声の主は爽くん。

頭が真っ白になり、立ち尽くしていた。


「おはよう。真子」


爽くんは特に気にしてない。と行動で表してくれているが、私は平然としてはいられない。

気づいたらその場から全力で逃げていた。


「.....。」


ガヤガヤとする教室の前で呆然と、立ち尽くす。

今は入りたく無い。

黒神くんに何言われるか...


「おい。」


突然声をかけられて、飛び上がってしまった。


「お、おはよぅ...黒神くん...」

「聞こえねぇー。取り敢えず来い。」


そう言って乱暴に私の腕を引っ張る。

連れてこられたのは屋上。

天気は快晴。

涼しい風がなんとも気持ちいい。

黒神くんはフェンスによりかかると、腕を組んで目を閉じる。


「ね、ねぇ。なんでここに...連れて来た...んですか...?」


すると、黒神くんはめんどくさそうに頭をかきむしり、


「人間にする方法を教えようと思ってな。」

「ど、どうすればいい!?」


次に返ってきたのはとんでもない言葉。


「死神と恋仲になる。」


へ?


「え...」

「いや、少し言い方を変えるとな?死神を落とせ。」

作者から。→←不条理



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (12 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
4人がお気に入り
設定タグ:ユキカ , オリジナル , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ユキカ(プロフ) - 山形みるくさん» あざす!←なぜ、お前が照れる。by黒神 (2020年8月4日 15時) (レス) id: bba7686eb9 (このIDを非表示/違反報告)
山形みるく(プロフ) - イケメン最高ですねぇ〜 (2020年8月4日 13時) (レス) id: 43416ff750 (このIDを非表示/違反報告)
ユキカ(プロフ) - あんなつ♪さん» www光里ちゃんは優しいからね。 (2020年7月18日 19時) (レス) id: bba7686eb9 (このIDを非表示/違反報告)
あんなつ♪(プロフ) - ユキカさん» 光里ちゃんは天使ねOK理解した← (2020年7月18日 19時) (レス) id: 2efed111d7 (このIDを非表示/違反報告)
ユキカ(プロフ) - あんなつ♪さん» あんなつ〜!お疲れ様〜!そしてありがトォォォ,! (2020年7月11日 17時) (レス) id: bba7686eb9 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ユキカ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年5月24日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。