死神の名付け親

契約 ページ12

＊*


目を開けてその人を見る。


(うわぁ。。。)


整った顔立ちに柔らかな髪。

肌は陶器のようになめらかで黄色い瞳がのぞいている。

ひとことでいうと俗に言うイケメン。


｢でも困るな。おれの魂を回収する邪魔をされちゃあ。｣


は？

何々？

魂の回収...？


｢.....｣


口が震えて声が出ない。


｢あのお嬢ちゃんは今日事故にあって死ぬはずだったのにお前がそれを邪魔した=魂回収の邪魔。｣


それじゃあ、光里さんが死ぬってこと...？


｢や、やめてください...｣

｢彼女を回収するなら...私を...｣


咄嗟に出たことばはそれ。

すると意味のわからない男の子は頬をポリポリとかき、


｢だーめ。お前はしなれちゃ困るの。｣




｢だってお前が生まれたとき契約をしたんだから。｣


*＊.⋅.◊◈.⋅.＊*

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