平成のホームズ、文豪たちの世界へ ２【名探偵コナン】【文豪ストレイドッグス】

42話　芥川「らしょうも・・・ゴホッ　ゴホッ」　コナン(最後まで言えてねぇ・・・・・・) ページ7

芥川「・・・・・・異能力、羅生門！」


芥川の黒外套が変化する。
谷崎さんを串刺しにした黒い閃光のような刃とは違い先端には、
獣の頭部にも見える顔がある。


その黒獣が敦さんを襲う。


コナン「！ 敦お兄ちゃん避けて！！」


・・・辛うじて避けられたようだ。


黒獣がぶつかったアスファルトの地面は、
まるで巨大な彫刻刀で削り取ったように抉れている。


確かにこれは危険な異能力だ・・・


芥川「もちろん今のはわざと外した。
だが僕の羅生門は悪食。あらゆるものを喰らう。
生け捕りが目的だが抵抗するならば、次はお前の足を奪う」


恐ろしさにその場に座り込んでしまう敦さん。


敦「なぜ・・・・・・どうして僕が・・・・・・」


まずいぞ・・・・・・このままだと皆・・・・・・！


谷崎「あ・・・・・・敦君・・・・・・コナン君・・・・・・
ナオミ・・・・・・」


瀕死の谷崎さんが俺たちを見ている。


谷崎「逃げろ・・・・・・」


・・・！！


コナン「・・・っ喋らないで！傷が開く！」


ナオミ「そうよ兄様！！それに兄様を置いて逃げるなんて・・・・・・！」


それに正直あいつから逃げられるとは思えねぇ・・・・・・！
なんとかあいつの目を誤魔化せられれば、
どうにかなるかもしれねぇが・・・・・・。


くそっ・・・・・・！
なにか・・・・・・！なにか方法はないのか・・・・・・！

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