Story 41 ページ43
「はい陣平兄」
「サンキュ」
「で、これが零兄のね」
あたしが箱を渡すと、零兄は少し驚いたような顔をした。
「どうしたの?いらなかった?」
「いや……俺に会える確率低いのに、よく買って来たな、と思って」
「あー……。ま、万が一会えなくても陽彩兄に渡しとけば何とかなるでしょ?」
「それもそうか……。気を遣わせて悪いな」
「いいの、慣れっこだし」
あとは蘭と園子と……小五郎のおじ様と……あ、英理さんにも渡さなきゃ。あと博士にも。
「学校はどうするんだ?」
陽彩兄に訊かれる。
「んー、高校は義務教育じゃないし……。通わないでどこかでバイトしようかな、と」
「警視庁来ようぜ」←
「一般人は基本的に行きません」
陣平兄にふざけたことを言われたけど、あたしはそれを軽くあしらった。
「ホラ、毛利探偵事務所ってあるでしょ?あそこの下に喫茶店が入ってるから……そこでバイトしようかなって」
「喫茶店か……」
「あ、研二兄?間違っても職務中に来ないでね」
「そんな殺生な!」
「来たらL○NEブロックするよ」
「ごめんなさい行きません」
あたしは研二兄の職務放棄を止め、「じゃああたしはそろそろお暇するね」と陽彩兄の家を後にした。
「あ、待ったA」
「?何、零兄」
「俺も仕事があるから一緒に行くよ。送ってく」
「え、いいよ……。歩いて行けるし」
「いいから行くぞ」
「あっ、ちょっと!お土産取んないでよ!」
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おーにし(プロフ) - 零大好き(*´ー`*)さん» ありがとうございます!降谷さんをカッコよく書けるよう精進してまいります(^^) (2018年4月21日 19時) (レス) id: 1c4bcc000c (このIDを非表示/違反報告)
零大好き(*´ー`*) - めっちゃ面白いです。降谷零が好きなのでいいですね! (2018年4月20日 21時) (レス) id: 99bad809e9 (このIDを非表示/違反報告)
零音(プロフ) - おーにしさん» いえいえ、こちらこそすいません。m(_ _)m (2017年10月5日 8時) (レス) id: 0fac29e216 (このIDを非表示/違反報告)
おーにし(プロフ) - 零音さん» そうなんですよ。ご心配おかけしてすいませんでした (2017年10月5日 6時) (レス) id: 0c53be3934 (このIDを非表示/違反報告)
零音(プロフ) - おーにしさん» はい、そうです。結構似ていたので、偶然似てしまっていたんですね。 (2017年10月5日 1時) (レス) id: 0fac29e216 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おーにし x他1人 | 作成日時:2017年5月14日 0時