検索窓
今日:77 hit、昨日:102 hit、合計:1,316,614 hit

Story 41 ページ43

「はい陣平兄」

「サンキュ」

「で、これが零兄のね」


あたしが箱を渡すと、零兄は少し驚いたような顔をした。


「どうしたの?いらなかった?」

「いや……俺に会える確率低いのに、よく買って来たな、と思って」

「あー……。ま、万が一会えなくても陽彩兄に渡しとけば何とかなるでしょ?」

「それもそうか……。気を遣わせて悪いな」

「いいの、慣れっこだし」


あとは蘭と園子と……小五郎のおじ様と……あ、英理さんにも渡さなきゃ。あと博士にも。


「学校はどうするんだ?」


陽彩兄に訊かれる。


「んー、高校は義務教育じゃないし……。通わないでどこかでバイトしようかな、と」

「警視庁来ようぜ」←

「一般人は基本的に行きません」


陣平兄にふざけたことを言われたけど、あたしはそれを軽くあしらった。


「ホラ、毛利探偵事務所ってあるでしょ?あそこの下に喫茶店が入ってるから……そこでバイトしようかなって」

「喫茶店か……」

「あ、研二兄?間違っても職務中に来ないでね」

「そんな殺生な!」

「来たらL○NEブロックするよ」

「ごめんなさい行きません」


あたしは研二兄の職務放棄を止め、「じゃああたしはそろそろお暇するね」と陽彩兄の家を後にした。


「あ、待ったA」

「?何、零兄」

「俺も仕事があるから一緒に行くよ。送ってく」

「え、いいよ……。歩いて行けるし」

「いいから行くぞ」

「あっ、ちょっと!お土産取んないでよ!」


.

Story 42→←Story 40



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (335 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
929人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

おーにし(プロフ) - 零大好き(*´ー`*)さん» ありがとうございます!降谷さんをカッコよく書けるよう精進してまいります(^^) (2018年4月21日 19時) (レス) id: 1c4bcc000c (このIDを非表示/違反報告)
零大好き(*´ー`*) - めっちゃ面白いです。降谷零が好きなのでいいですね! (2018年4月20日 21時) (レス) id: 99bad809e9 (このIDを非表示/違反報告)
零音(プロフ) - おーにしさん» いえいえ、こちらこそすいません。m(_ _)m (2017年10月5日 8時) (レス) id: 0fac29e216 (このIDを非表示/違反報告)
おーにし(プロフ) - 零音さん» そうなんですよ。ご心配おかけしてすいませんでした (2017年10月5日 6時) (レス) id: 0c53be3934 (このIDを非表示/違反報告)
零音(プロフ) - おーにしさん» はい、そうです。結構似ていたので、偶然似てしまっていたんですね。 (2017年10月5日 1時) (レス) id: 0fac29e216 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:おーにし x他1人 | 作成日時:2017年5月14日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。