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山中 ページ2
何処とも知らぬ山の中
少しだけ小柄な影が山中を駆け回っていた
夜の山はとても暗い
月の光でなんとか木や草むらの輪郭を捉える
そして明らかに違う輪郭に向けて刃を流す
恐らく首を斬 り損ねた
落ちそうな頭を支えながら走っていくそれを追いかけていると
違う何かを感じて立ち止まる
自分より遥か先を走るそれは
一瞬の小さな光と共に首を落とした
"ぼとっ"と鈍い音と共に草を掻き分けながら転がっていくそれはこの世の恨みつらみを吐きながら灰とかしていく
『あぁ!!憎たらしい小童共め!!覚えていろよ!!お前達の命もあの方の前では屑、いや塵も同然!いつかいつか』
言いながら消えてったそれをぼんやりと眺めていると
視線を感じた
灰も残っていないそれから視線を外して
いつの間にか目の前まで近付いていた人間を見る
水柱 冨岡義勇だった
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しづ(プロフ) - 、さん» 外したつもりが出来てませんでした…ありがとうございます! (2019年12月15日 16時) (レス) id: 14c6efd9bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しづ | 作成日時:2019年12月15日 14時