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30話 ページ30

朝早くに出ていった3人を見送り自分の身支度を済ませると学校へ向かった

生徒達は球技大会ではしゃいでる中、私は体育館裏で1人座り込んで空を眺めている


貴女(暑苦しい…
この時期によく外や、熱が篭もる体育館の中で体が動かせるものだ……)


殆ど動いてないはずだがしっとりと汗に濡れ髪を横に流す


「ここに居たのか」

貴女「おや」


砂がこすれる音が聞こえ顔を上げると腰に手を当て私を見下ろす浅野君の姿


貴女「応援しなくていいのかい?」

浅野「生憎既に男女A組は負けているからね」


ドカッと私の隣に座る浅野君
君はここに居ちゃダメな人でしょ……


貴女「その割には悔しくなさそうね」

浅野「A組は勉強が主だからね
殆どは運動で使えない」

貴女「そこまで言われるとは、同じクラスの子が可哀想ね」

浅野「思ってないだろう?」


どうだろうね?
と笑う私に浅野君は「嘘笑い」と目線を逸らした


貴女「それで?私になにか?」

浅野「勘違いするな
僕は静かな場所を探してここに来ただけだ」

貴女「そうですか」








浅野「…………ふぁ……」


沈黙が続いていた中、浅野君が欠伸を零す


貴女「寝不足ですか?」

浅野「まぁな
君たちと違って僕達は勉学に忙しいんだ」

貴女「棘のある言い方ですね
肩を貸してあげようと思ったのですが」

浅野「いらないね
…………昼食になったら起こしてくれ」


体操座りに顔をうめた浅野君
数分もしないうちに寝息が聞こえた


貴女「まるでダルマですね」


写真に納めて校内に貼りだそうかと考えたが体制が崩れた浅野君は私の膝に倒れ込む


貴女「肩ではなく膝を御所望だったとは」


暇なので髪を撫でたりいじったりして遊んでいた





昼食の時起こして真っ赤な顔でキレられたのは言うまでもない




貴女「私が悪いんじゃなくて
どちらかと言うと貴方の方……」

浅野「う、うるさい!!」

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チコ - ロヴロさんがこんな可愛いことってある??(40話) (2021年7月17日 20時) (レス) id: a1310badd0 (このIDを非表示/違反報告)
あややん - コードネーム、『ローズ』はどうでしょうか?綺麗な花には毒があるように、、、 (2020年4月25日 23時) (レス) id: 091f262e52 (このIDを非表示/違反報告)
羅天心@らてんしん(プロフ) - あと、考えたんですけど、氷鬼(ひょうき)…とか? (2020年4月25日 19時) (レス) id: 66b4fe94ea (このIDを非表示/違反報告)
ミクリ(プロフ) - コードネーム…?クール姫…とか…? (2020年4月25日 19時) (レス) id: eb6cb8b334 (このIDを非表示/違反報告)
- 皆さんのネーミングセンスがよすぎて自分の案が比べ物にならない...当たり前なんですけどね!最初のE組の時と本性を表した時の差が激しいので二重人格とかどうですか?...これも比べ物になってない気がするけど... (2020年4月25日 14時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水菜目 | 作成日時:2020年2月29日 18時

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