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23話 ページ23

梅雨も明けて夏が近づいてきた今日この頃


片岡「えっと……五鬼継さん、球技大会の事なんだけど…」


片岡さんは申し訳なさそうに私の席に近づいてくる
持っていたノートが少しだけ見えて話しかけてきた理由を何となくだが察した


貴女(球技大会、私を除外して考えてるということか)


予想はしていたし
何せ、私は暗殺訓練を真面目にやっていない
故に私の成績は下から数えた方が早い


片岡「私たち、絶対勝ちたいの
だから今回五鬼継さんは「うん、いいよ」え?」

貴女「えって?
そんなに遠回しに言わなくても戦力外だって言ってくれていいんだよ」


遠回しだとめんどくさいでしょ?
そう言って笑うと「そんなつもりじゃ…」と言葉を濁す

言いたいことはそういう事だろう?

そう言葉にしたくなるのを抑えて「私のことは気にしなくていい」と本に目を戻す


中村「ほんっと、五鬼継さん感じ悪ー」

片岡「ちょっ、聞こえるって」

中村「でもさぁ___」


殺せんせー「………」




ーーその日の放課後ーー


殺せんせー「五鬼継さん、少しいいですか?」


殺せんせーに呼び出され、職員室に入ると殺せんせー以外にも烏間先生、イリーナ先生まで居た


貴女「おや、先生方がまた集まってどうかしました?」


提出物はキチンと出しているはずですが?
とぼけてそう言うと殺せんせーは顔にバツを作り


殺せんせー「その事ではありません
クラスメイトとの付き合いについてです」

貴女「あぁ…」

殺せんせー「貴方はE組の方々が嫌いではないと前に話してくれましたが
今の状況を見る限りはその言葉は嘘のように思えるんです」

イリーナ「アンタは本校舎のヤツらとは違う
分かってるけどあの接し方は理解できないわ」

烏間「何か気に食わないことでもあるのか?」


揃いも揃って「心配」「説教」の言葉を並べる
思わずクスッと笑ってしまい


貴女「私が歩み寄ろうとして彼らが拒絶したので私は関わらないことにしただけですよ」

イリーナ「は?
でも、それってたかが1回「たかが?」っ!!?」

貴女「たかが1回、されど1回

私は拒絶を嫌います
媚びへつらって貰った信頼ほど簡単に壊れるものはありません

彼らの仲良しごっこは私の人生に必要ない
そう感じたからこの処置を取らせてもらった、ただそれだけの事です」


私、拒絶されても何度でも立ち上がるような
ヒロイン気質ではないので

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チコ - ロヴロさんがこんな可愛いことってある??(40話) (2021年7月17日 20時) (レス) id: a1310badd0 (このIDを非表示/違反報告)
あややん - コードネーム、『ローズ』はどうでしょうか?綺麗な花には毒があるように、、、 (2020年4月25日 23時) (レス) id: 091f262e52 (このIDを非表示/違反報告)
羅天心@らてんしん(プロフ) - あと、考えたんですけど、氷鬼(ひょうき)…とか? (2020年4月25日 19時) (レス) id: 66b4fe94ea (このIDを非表示/違反報告)
ミクリ(プロフ) - コードネーム…?クール姫…とか…? (2020年4月25日 19時) (レス) id: eb6cb8b334 (このIDを非表示/違反報告)
- 皆さんのネーミングセンスがよすぎて自分の案が比べ物にならない...当たり前なんですけどね!最初のE組の時と本性を表した時の差が激しいので二重人格とかどうですか?...これも比べ物になってない気がするけど... (2020年4月25日 14時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水菜目 | 作成日時:2020年2月29日 18時

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