115話 ページ15
男｢あ、あの……ホントに分れて良かったんですか……？｣
貴女｢一緒にいても見つけれる確率が低いと思ったので良いんですよ
というかちゃんと歩いてください｣
最初は控えめに羽織の端を掴んでいただけなのだが…今では私の右腕をガッチリと巻きついている
普通、立場逆だよね
男の子は夜も遅いためか眠ったし…
男｢き、君は怖くないのかい…？
まだ18なのだろう…？｣
貴女｢怖かったですよ｣
男｢!!｣
貴女｢あぁ、霊的なものではなく
目の前でさっきまで生きていた人が簡単に死ぬのを見るのがです
数分前まで元気に話しかけてくれていた人が気づけば地面に倒れて助けを呼んでいる
まだ助かるかもしれないのに、置いて立ち去らなければ行けない時はそれ以上の恐怖と嫌悪感に苛まれます｣
人を助けるのにも限度がある
そんなものがあっていいはずないことは分かっているのに……
貴女｢…!｣
足を進めていると蒼い布が落ちていた
そこに赤黒い液体がこびり付いている
貴女｢血…まだ新し…!!｣
男｢っ!!?｣
背後に殺気を感じて男の人を後ろに隠し鞘が着いた状態で刀を振る
貴女｢……見つけた｣
鞘の部分を噛む目の前の鬼は私と瓜二つ
…やっぱり鬼に
男｢スミレ……スミレなのか……？｣
貴女｢近づかないで
彼女は今…飢餓状態の鬼、あなた方との記憶はありません｣
鬼に手を伸ばそうとした男の人を止めて鬼の腹を蹴り距離をとる
鬼は涎を垂れ流しながら低い唸り声を上げている
貴女｢この子を、あなた方はここから動かないで｣
男｢待ってくれ!!彼女を殺すのか!!?｣
貴女｢鬼になった以上斬るしか｢他に方法があるかもしれない｣彼女を救う方法は一つ、斬るしかないんです
1度人間の味を覚えた鬼は、仲を戻そうとしても無駄です｣
苦しい言い方ですが…手遅れです
男｢まだ人を食べていないかもっ…!!｣
貴女｢彼女の爪を見てください
こびりついているでしょう？血が
まだ乾いていない、人を襲ったんだと思います｣
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莉華 - え、これ煉獄さん死んだら炭治郎記憶戻るくない？ (2019年12月2日 19時) (
レス) id: f0913cbb00 (このIDを非表示/違反報告)
やの あかね(プロフ) - わかりみが深い〜。夢主ちゃん頃したり手足損失させたりしたくなる〜 (2019年12月1日 22時) (レス) id: b41524b4b3 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬(プロフ) - 宇髄さんの個性で、宇髄さん派手好きだから鉱石とかを生み出せるとか？ (2019年11月24日 22時) (レス) id: b105acc52b (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - 堕姫ちゃんきたーーーー！ (2019年11月23日 21時) (レス) id: 5a526b3f59 (このIDを非表示/違反報告)
律 - 宇髄さんって、肺活量の化け物なので、それを活かして。 (2019年11月22日 23時) (レス) id: 8a3a065a8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水菜目
| 作成日時：2019年11月9日 12時
