30話 ページ30
刀についた血を払い鞘に戻す
貴女｢上弦の陸でも君のように油断はしないし
なにより…君は自分の力を過信しすぎている｣
まぁ、君のような鬼が上弦だったら楽なんだけどね
そう言って首だけの鬼に背を向けて倒れている隊士を外に出していく
貴女｢この人で最後か｣
最後の一人を抱えて出口に向い、下ろした瞬間
貴女｢!｣
首元を何かに引っ張られ部屋の奥へと引っ張られた
隊員｢氷柱様!!｣
話す暇もなく扉は閉まり私はそのまま奥の、明かりがついている部屋へと連れてこられた
貴女｢ゴホッゲホッ…
何…？｣
痛む喉を抑えて顔を上げると煙管を片手にはだけた着物を着ている男が私を見ていた
｢お前も…油断してるじゃないか……｣
貴女｢っ…なるほど……コレが本体か……
隊員を全員出すまで待ってくれたのには感謝しますよ｣
その言葉と共に男の首を斬ろうと走り刀を振るうが
｢残念だな｣
貴女｢!｣
糸が腕に絡まり、あと少しの所で止められていた
貴女｢チッ｣
距離を取ろうとするが体全体に糸が絡まっているのか動けない
…隊員が全員出るまで待ってくれたんじゃない
貴女(気づかれないよう、私に糸を絡ませていたのか…!!)
鬼｢お前は美しいな｣
貴女｢触るな｣
私の頬へと手を伸ばした手が1度止まるが
男はニヤリと笑い私の頬に触れる
鬼｢肌触りも申し分ない……よし、お前を俺の｢コレクション｣に加えよう
化粧をして、綺麗なドレスを着せたら君はこれ以上に美しくなる
大丈夫、君は僕のお人形になる
死なせない｣
貴女｢誰がなるか｣
鬼｢…君の口はダメだな、そこだけは縫いつけようか｣
貴女｢…人形自体ならないよ｣
私はそう笑い自分自身に絡まっていた糸を全て切り落した
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明日大量更新します(多分)
お気に入り300超えたことに驚いてるよ
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油揚げ(プロフ) - 面白いです！これからも楽しみにしてます！笑える要素もあってとても楽しく読ませてもらってます(*´▽｀*) (2019年10月24日 23時) (
レス) id: 0de8082f55 (このIDを非表示/違反報告)
あやのん(プロフ) - いつか枯れるwww捉え方うける笑笑 (2019年10月22日 3時) (レス) id: b41524b4b3 (このIDを非表示/違反報告)
水菜目(プロフ) - りぃぃぃんんんんんごぉぉぉぉ！さん» 灰になる途中なので｢倒れている｣と書きました。分かりづらくてすみません..... (2019年10月21日 23時) (レス) id: 7e8af51d67 (このIDを非表示/違反報告)
りぃぃぃんんんんんごぉぉぉぉ！ - ですがいろいろ設定を変えているのでしょうか？ (2019年10月21日 19時) (レス) id: 1693111f55 (このIDを非表示/違反報告)
りぃぃぃんんんんんごぉぉぉぉ！ - 8話のところ、「鬼が倒れている」とありますが鬼は首を斬られたら消えますよ。 (2019年10月21日 19時) (レス) id: 1693111f55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水菜目
| 作成日時：2019年10月11日 23時
